いしだ壱成が語る父との絆と、理想の俳優像について

新しいテレビの形を提案する『ABEMA』が放送する『ABEMAエンタメ』の密着企画「NO MAKE」で、俳優のいしだ壱成さんにスポットが当たりました。この番組は、彼の現在の活動や、深い人間関係に焦点を当てています。いしださんの姿を見られるだけでなく、彼の心の内や葛藤も垣間見ることができる極めて貴重な内容です。番組は現在、全編が無料で視聴可能です。

苦悩の日々を赤裸々に語ったいしだ壱成

いしださんは、特に誹謗中傷に苦しんだ過去を語る一幕が印象的でした。かつては俳優としての名声が高かった彼も、30代を迎えると方向性に悩むことが多くなり、テレビの中で「ハゲで気持ち悪い」というキャラクターに設定されたことが徐々に精神に影を落としました。

「ここ最近、SNSの書き込みが怖くて…実際に2万件もの誹謗中傷を受け、精神的に壊れてしまった。」そう語るいしださんは、最終的に芸能界を離れる決意をしました。しかしその時、彼を支えたのは父・石田純一さんでした。

父が「芸能界に戻ろう」と声をかけてくれたことで、再び舞台に立つという夢を見い出したいしださん。彼はこの経験から、父子の関係が深化したことを感じています。「ここ1、2年で、父との関係がやっと素直になれた。」と語るいしださんは、この絆の深まりが自分の支えになっていると明かしました。

中間者としての仕事も大切に

舞台に精力的に取り組むいしださんは、後進の指導にも力を入れています。自身の演技経験を通じて培ったものを伝えるワークショップを開催し、「役者としての生き方」を模索する受講生たちに「自分を大切にしてほしい」というメッセージを伝えています。プレッシャーの中でも、自分のイメージを保つことがどれほど重要かを訴えていました。

家族の絆も深まる

また、いしださんは自身の長男、谷原七音さんについても言及しました。過去に離婚した元妻との間に生まれた長男が俳優として活動する今、その影響を感じています。七音さんは、いしださんの演技を高く評価し、親としての喜びも感じている様子です。「どんな役でどんな演技をするのか、とても楽しみです」と期待を寄せるいしださんは、逆に彼が自分をライバル視しているのではと心配する一面も。関係性の複雑さを考慮しながらも、七音さんに対する愛情は隠し切れないようです。

新たな一歩

さらに、いしださんは現在の恋人についても言及し、4度目の結婚に関して慎重に語りました。「達成すべきポイントがあり、そこに到達したときに初めてプロポーズする権利が得られる。」と結婚についての自分の方針を明確にし、慎重に関係を育む姿勢を見せました。

彼の人生における目標や理想は、役者としての到達点と関連しているようです。いしださんは「海外での成功を夢見ています。日本では確固たる地位を築きたい」と意気込みを表明しました。