YOSHIKIが香港の火災災害に寄付、心温まる支援の背景とは

YOSHIKIが香港の火災被災者支援に10万米ドルを寄付

2023年11月26日、香港・大埔区で発生した高層住宅の火災が報じられ、多くの住民が避難を余儀なくされています。この悲劇に直面したYOSHIKIは、11月27日に自ら設立した「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、香港赤十字社に10万米ドル、約1,500万円を寄付しました。彼はこの行動について、心を痛めずにはいられなかったと述べています。

YOSHIKIのコメント

YOSHIKIは、「香港からの映像や報道を見て心が痛みます。何もせずにはいられませんでした」と、その思いを語りました。彼は香港での公演経験から、温かい人々とのふれあいを大切にしており、「亡くなられた方々のご家族、そして被災されたすべての方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます」と続けました。

香港との絆

YOSHIKIは長年、香港との特別な関係を築いてきました。2009年には、X JAPANのWORLD TOURで親を亡くした子供たちをコンサートに招待し、たくさんのファンとの交流を楽しみました。また、2016年には「YOSHIKI Classical Special with Orchestra, HONG KONG」を開催し、香港の音楽文化にも貢献してきました。

継続的な支援活動

これまでのYOSHIKIの活動は、災害支援にとどまらず広範囲に及びます。2008年の四川大地震の際には被災地を訪れ、学校への楽器寄贈を行いました。最近では、2024年1月の能登半島地震に関連して、1,000万円を寄付し、さらに自身のクリスタルピアノをチャリティーオークションに出品。落札金額は4,000万円にも達し、合計で5,000万円を日本赤十字社を通じて寄付しています。同じく台湾の地震でも1,000万円を寄付しました。

国際的な社会貢献

YOSHIKIは災害支援以外にも、音楽業界におけるメンタルヘルス問題の支援にも力を入れています。2021年には、音楽クリエイターや関係者を支援する音楽チャリティ団体「MusiCares®」へ1,000万円以上を寄付。また、ウクライナの避難民支援にも取り組み、国際移住機関（IOM）に合計3,000万円を寄付した実績もあります。

評価される活動

これらの社会貢献活動が評価され、2019年にはForbes Asiaの「最も優れた慈善家30人」に選ばれました。また、2021年には「国立国際医療研究センター」へ1,000万円を寄付したことが認められ、「紺綬褒章」を受章しています。YOSHIKIの活動は音楽の枠を超え、多くの人々に影響を与えています。