最近、健康志向が高まる中で注目を集めているのが、足元のケアです。その中でも特に話題となっているのが、日本シグマックス株式会社が展開するスポーツ向けサポートブランド「ZAMST」が発表した最新型の3Dスキャナ『MyFootcraft』です。このスキャナは、足型を非接触で、しかも高精度に計測する技術を持ち、スキャン後は利用者自身の足の特徴を“見える化”することが可能です。
2023年5月28日、ザムストはこの新製品のお披露目とインソールの重要性を探る「メディア向け説明・体験会」を開催しました。このイベントでは、スポーツ事業部の曽川浩一が登壇し、現代におけるインソール市場の位置づけについて、コロナ前と比較して急増している市場規模を示しました。特に、前年比で2.2倍の販売量を誇るザムストのインソールは、多くのアスリートから支持されています。
曽川部長は、「インソールがかつてはスキーブーツ専用のアイテムとして始まったが、健康志向の広まりによってランニングや日常生活でも重要視されるようになった」と語ります。しかし、足元に不安を感じているランナーは多く、なぜインソールが必要なのか、その理解が不足しているケースが多いのも事実です。ザムストは、この課題を解決すべく、2010年からスポーツインソール市場に参入し、その努力が実を結ぶことを期待しています。
新たに提供が始まった『MyFootcraft』の特徴は、足モデルの360度スキャンが可能で、アーチ高や左右差など最大13項目を短時間で測定できる点です。体験会では、参加者自身がこのスキャナによる計測を行い、自分の足の状態を直に確認する機会がもたらされました。
また、足のアーチの形状とそれに伴うリスクについての解剖学的見地からの解説もあり、本質的なインソールの役割に迫ります。さらに、ザムストは「Footcraft CUSTOM」というオーダーメイドのインソールの製造過程も説明しました。これにより、参加者は自分だけのインソールが完成する過程を知ることができ、自身の足に対する理解が深まりました。
参加者から寄せられた感想には、「足の不具合を抱えていた中での体験だったが、たった10分の計測で自分の足の特徴が分かり、さらにインソールもその場で成形してもらえるとは驚きだった。実際に履いてみると、すぐに安定感を感じた」といった声がありました。
ザムストでは今後、スポーツ小売店での『MyFootcraft』の導入を進め、さらなる普及を図ります。6月には二子玉川ライズにて「ZAMST Footcraft Fes.」が開催され、多くの人々が新たな足元の健康を手に入れるためのイベントも企画されています。
このように、ザムストは単に製品を提供するのではなく、足元からアスリートを支える取り組みを続けています。スポーツを愛する全ての人に向けての保障された性能向上への道が、彼らの手によって築かれています。
インソールの必要性や、自分の足の正確な状態を知ることは、アスリートのみならず、日常生活を送る全ての人にメリットをもたらすものです。ザムストの革新的なアプローチと技術革新に、今後も機会を見逃さず注目していきたいと思います。