ミュージカル『手紙』2025がついに開幕！新たな家族の物語が始まる

ミュージカル『手紙』2025が開幕

2025年3月7日、東京建物 Brillia HALLにて、ミュージカル『手紙』が開幕しました。この作品は、東野圭吾氏の小説『手紙』を基にしたオリジナルミュージカルであり、過去に映画やドラマとしても人気を博しました。これまでの上演を経て、4度目の挑戦となる本作では、再び藤田俊太郎が演出を担当。彼は「第31回読売演劇大賞」の最優秀演出家賞など数々の賞を受賞しており、その信頼は厚い。

出演者について

今回のキャストには、村井良大やspi、優河をはじめとした実力派が揃っています。彼らはそれぞれ印象深いキャラクターを演じ、舞台の中で織り成す複雑な人間関係を見事に表現。特に兄弟の絆がテーマのこの作品で、直貴役の村井と剛志役のspiの迫真の演技が期待されています。さらに、兄・剛志が犯した罪によって加害者家族となった直貴。彼がどのように家族や社会の偏見と向き合うのか、その成長物語が観客の心を打つことでしょう。

今回の公演では、村井のキャラクターが新たに父親となり、実紀という娘を江原璃莉と君塚歌奏のWキャストが演じます。実際に舞台に姿を現すことで、声だけの出演だった前回とはまた違った深い感情が引き出されるでしょう。

ストーリーの魅力

物語は、兄・剛志が起こした強盗殺人事件から始まります。この事件が直貴の人生にどのような影響を与えるのか。そして、「強盗殺人犯の弟」として直貴がどのように周囲の目に苦しむのかがテーマです。彼は夢を追いかけながら、数々の試練に立ち向かうことになります。この勇気ある成長物語を通じて、観客は感情的な波に引き込まれることでしょう。

演出と音楽

演出の藤田俊太郎氏は、作品毎に新たな試みを行い、観客を魅了しています。新曲や台詞の変更など、細部にわたりこだわりが見られる今回の公演は、観る度に新しい発見があることでしょう。また、深沢桂子氏の手がけた音楽がストーリーをより一層引き立て、特に優河の歌声によって新たに生まれ変わった「恋心」にも注目です。