ヒュンメルが手話を取り入れたデフハンドボール男子日本代表のユニフォームを披露
デンマークのスポーツブランド、ヒュンメルは、2023年11月16日に開幕するデフリンピックで着用されるデフハンドボール男子日本代表のユニフォームを発表しました。このユニフォームは、ハンドボール男子日本代表が以前着用した手話デザインのシャツを基にしています。特に、東京2025年で開催されるデフリンピックの重要なイベントを控え、特別なデザインが採用されました。
ユニフォームのデザインについて
ユニフォームのテーマは「心の旗を振ろう」。この言葉は、聴覚障がい者がデフスポーツを行う際に、旗を通じて合図を行う姿に由来しています。デフスポーツでは、選手たちは音に頼れないため、旗を使ってプレーすることが一般的です。ユニフォームに込められたデザインは、このようなコミュニケーションの手法を象徴しています。
デザインには、デフハンドボール男子日本代表の選手やスタッフが参加。彼らの意見を取り入れて制作され、背面には日本代表を表す「JAPAN」を指文字とアルファベットで表記。これにより、手話を使用する選手同士のつながりを強調しています。
チャリティー企画との連携
今回のユニフォームは、ヒュンメルがハンドボール男子日本代表と協力して進めたチャリティー企画に基づいています。この企画では、聴覚障がい者支援を目的としたシャツが販売され、選手が着用したシャツはチャリティーオークションに出されるなど、支援の輪を広げています。手話シャツは、選手が試合前のウオーミングアップ時に着用したもので、単なるユニフォーム以上の意味を持っています。
デフハンドボール男子日本代表の想い
男子日本代表の部井久アダム勇樹選手は、「ハンディキャップを抱えながらも頑張っている皆さんの姿を見ると勇気づけられる」とコメントしました。このように、デフハンドボール男子日本代表は、同じくハンドボールを愛する仲間たちと共に支え合い、さらなる高みに向かって努力しています。
日本ハンドボール協会の取り組み
日本ハンドボール協会の広報担当は、男子日本代表とデフハンドボール男子代表が同じユニフォームを着る姿は、ハンドボールの持つつながりの力を象徴すると説明しています。この取り組みを通じて、多くの人にハンドボールの魅力を伝えたいと願っています。
デフリンピックの対戦日程
デフハンドボール男子日本代表は、11月16日から始まる東京2025デフリンピック予選リーグで、トルコ(16日)、ブラジル(17日)、ドイツ(19日)と対戦します。初出場となる彼らがこの舞台でどのような成果を残すか、注目が集まります。
ヒュンメル、歴史あるブランド
ヒュンメルは、1923年に誕生したデンマークのスポーツブランドで、サッカー用フットボールブーツのパイオニアとして知られています。「スポーツを通して世界を変える」をミッションに、100年の歴史を持つこのブランドは、今なお新しい挑戦を続けています。詳しくは、
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日本ハンドボール協会について詳しくは、
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