音楽の巨匠、坂本龍一が遺したメッセージを紐解く
2023年にこの世を去った坂本龍一氏。その多彩な音楽活動を通じて、彼は数えきれないほどの楽曲を私たちに届けてくれました。そんな坂本氏が提唱していた音楽の魅力やメッセージを探るため、2025年12月4日(木)に新宿の朝日カルチャーセンターで特別なトークイベントが開催されます。イベントのテーマは「坂本龍一が愛した音楽をひもとく Vol.2~『坂本龍一のプレイリスト』出版記念」です。
このイベントには、坂本氏を長年取材してきた音楽ライターの吉村栄一氏と、LUNA SEAやX JAPANのギタリストとして活躍するSUGIZO氏が登壇し、彼の作ったプレイリストにある楽曲の中から特に黒人音楽、つまりブラック・ミュージックに焦点を当てて議論します。坂本氏の残したメッセージを、どのように音楽を通じて感じ取ることができるのか、一緒に考えてみたいイベントです。さらに、今回のトークイベントは後日オンライン配信も予定されており、参加が難しい方も視聴可能です。
坂本龍一の「プレイリスト」とは
坂本氏が愛した150曲を収めた『坂本龍一のプレイリスト』は、音楽ファンにとって必見の書です。この書籍には、クラシックからジャズ、ロック、民族音楽、映画音楽、テクノポップ、さらにはアンビエントまで、ジャンルを超えた幅広い音楽が紹介されています。坂本氏はその楽曲の背景や文化、さらには自らの音楽活動にどのように影響を与えたかを丁寧に語り、一つ一つの曲に込められたメッセージを広めることに力を注いでいました。
特に注目されるのは、ブラック・ミュージックの重要性です。坂本氏はこのジャンルが持つ力強いメッセージ性や独自のリズムにひかれ、自身の音楽の中にもその影響を色濃く反映させていました。そのため、トークイベントでは坂本氏の選んだブラック・ミュージックの楽曲を通じて、彼が何を感じ、何を伝えたいと思っていたかを探りながら、聴講者自身もその深いメッセージを受け取ることができるでしょう。
イベントの詳細
このトークイベントは、朝日カルチャーセンター新宿教室にて開催されます。日時は2025年12月4日(木)の19時から20時30分までの90分間です。参加費は、教室受講が4,268円(税込)、オンライン視聴は2,233円(税込)で提供されます。参加人数は教室受講が100名、オンライン視聴は500名までと限定されています。
登壇者のご紹介
イベントには、吉村栄一氏とSUGIZO氏が登壇します。吉村氏は音楽ライターとして幅広いジャンルにわたる作品を著し、坂本氏を綴った書籍も多く執筆しています。一方SUGIZO氏は、音楽活動を通じて多くの人々に影響を与えているアーティストであり、坂本氏との関係も深いです。
彼らの話を通じて、坂本氏が残した音楽とそのメッセージに触れ、一緒に感じる貴重な時間になることでしょう。
このイベントは坂本龍一氏の音楽を学んだファンだけでなく、初めて坂本氏に触れる方にもおすすめできる内容となっています。心温まる音楽の世界を一緒に体感しませんか?