カーボン・オフセット試合
2025-06-16 14:51:00

阪神甲子園球場で実施されるカーボン・オフセット試合の取り組み

今年の夏、阪神甲子園球場で特別な取り組みが行われます。それは、阪神タイガース主催の9試合で実施される「カーボン・オフセット試合」です。この試みは、コトブキシーティング株式会社と日本GXグループ株式会社の共同で行われ、試合中に発生する約200トンのCO2をオフセットするというもの。これは、環境に配慮した活動の一環であり、持続可能な社会への扉を開く試みでもあります。

阪神甲子園球場は、環境保護に対する意識が高まる中で、昨年度から電力使用における実質再エネ100%を実現していますが、試合の日には依然としてガスや水道を使用し、廃棄物の処理に伴うCO2が排出されるため、今回のカーボン・オフセット試合が設定されました。この活動では、「KOSHIEN“eco”Challenge」として、環境への意識を高めるための具体的な行動を促しています。

夏の一大イベントとして行われるこの試合は、7月に予定されている巨人戦やヤクルト戦、中日戦などの9試合が対象です。試合中には、阪神電車の全線において自動放送が流れ、球場ビジョンでも「KOSHIEN“eco”Challenge」のPR大使である近本選手が登場し、観客の皆さんにカーボン・オフセットの重要性を訴えます。これにより、参加者全員が地球温暖化防止の意識を高めることが期待されています。

近本選手自身も、「カーボン・オフセット試合」が過去最多の9試合に拡充されることを嬉しく思い、来場者に対してエコ活動への協力を感謝しつつ、さらに意識を高めるよう呼びかけています。彼は、阪神甲子園球場を「環境にやさしい球場」にするために共に頑張ろうというメッセージも発しています。

この取り組みは今年で5回目ということで、より多くのファンがエコ活動に協力し合う姿勢が見られるでしょう。コトブキシーティングは110年以上の歴史を持ち、安全で高品質なイスづくりを通じて環境に配慮した社会づくりに貢献しています。日本GXグループも同様に、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めており、個人が参加しやすいプラットフォームやカーボン取引の仕組みを提供している企業です。

このように、阪神タイガースと共に行われるカーボン・オフセット試合は、ただのスポーツイベントではなく、地域の環境意識を高める力を持っています。来場者一人ひとりがエコ活動に参加することで、阪神甲子園球場がより魅力的な場所に生まれ変わることが期待されています。これからの取り組みに注目していきたいですね。


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