舞台作品「黙るな 動け 呼吸しろ」が描く新たな世界
2025年に行われる東京の文化プログラムとして注目される舞台作品「黙るな 動け 呼吸しろ」は、ろう者と聴者が共に創作を行うプロジェクトです。本作は、音楽や体の表現を通じて、両者がどのようにコミュニケーションを図るのかを探る内容となっています。
公開稽古が迫る
このたび、舞台の上演に先立ち、公開稽古が実施されることが決定しました。このイベントは、言語や文化が異なるメンバーが一堂に会し、創作過程を体感できる貴重な機会です。稽古は日本手話と日本語で行われ、聴者とろう者がどう協力し合っているのか、その実際の様子を見ることができます。
公開稽古は2025年10月25日(土)に、東京の芸能花伝舎体育館で行われます。1日の中で2回に分かれて実施され、特に定員は各回30名程度と少人数制のため、参加のチャンスは高いと言えるでしょう。
参加方法について
この公開稽古への参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。参加希望者はPeatixを通じて応募が可能で、応募者が多数の場合は抽選にて参加が決まります。また、事前にサポートが必要な場合は、申し込み時にその旨を記入しておくとよいでしょう。
応募の締め切りは2025年10月13日(祝)23:59までとなっており、応募者全員には参加可否の通知が10月17日(金)に送られます。
作品の背景と意味
「黙るな 動け 呼吸しろ」は、東京2025世界陸上やデフリンピックとの関連もあり、両者の文化的な交流を促進するために設けられた作品です。ろう者と聴者の間には、これまでのコミュニケーションの壁が存在しましたが、この舞台ではそれを乗り越える新たな試みが行われています。
作品は、物語と身体表現の融合によって、観客に新しい視点や感動を提供することを目指しています。これを通じて、ろう者と聴者が共に理解し合うことの大切さが強調されており、文化的な多様性が尊重される場が形成されるのです。
ぜひご参加を
公開稽古は、舞台制作の裏側を垣間見ることができる絶好の機会です。興味がある方は、ぜひこの機会をお見逃しなく。バリアフリーな形で、どなたでも楽しめる文化体験を共有し、ろう者と聴者の違いを超えた新しい創造の舞台にぜひ足を運んでください。
また、今後の情報は公式サイトやSNSでも随時更新されるため、チェックしてみることをおすすめします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。