ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが廃食油からバイオディーゼル燃料を活用しイルミネーション点灯

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）が2025年11月18日に、廃食油から精製した100%バイオディーゼル燃料を使用した「グリーン・ストリート・イルミネーション」を点灯することが発表されました。この新しいプロジェクトは、パークのCSRスローガン「LOVE HAS NO LIMIT」に基づいており、子供たちの未来を考慮した環境保護活動の一環です。

廃食油からの再利用

廃食油の再利用は、USJが取り組んでいる「循環型社会推進プロジェクト」の重要な一部です。パーク内の28のレストランから集められたポテトの揚げ油などの廃油は、不純物を取り除かれた後、約80%がバイオディーゼル燃料に生まれ変わります。これは、軽油と混合することなく、100%のバイオディーゼル燃料として954に活用されることが今回のイルミネーションで実現します。

グリーン・ストリート・イルミネーション

「グリーン・ストリート」は、夏の猛暑緩和を目的に緑をテーマとしたエリアで、パーク初となるバイオディーゼル燃料を活用したイルミネーションが設置されます。夜間にも点灯し続け、季節ごとのイベントで彩られるこのエリアは、家族や友人と訪れる人々に特別な思い出を届けることでしょう。初点灯に先立ち、11月13日のパーククローズ後にはメディア向けの試験点灯も行われる予定です。

環境負荷を低減する取り組み

USJの「循環型社会推進プロジェクト」は、限りある資源の有効活用を目指し、環境負荷の軽減を目指しています。このプロジェクトでは他にも、生ごみを液肥化してパーク内の植栽用肥料として活用したり、工事シートをアップサイクルしたバッグとして従業員に配るなど、多岐にわたる取り組みが行われています。

超エンターテイニングな社会貢献

さらに、USJは社会貢献活動にも力を入れており、地域貢献、インクルージョン、環境への配慮の3つの分野に焦点を当てています。「LOVE HAS NO LIMIT」をスローガンに掲げることで、持続可能な未来を目指すその姿勢は、すべての来園者に刺激的な体験を提供し続けます。

最新のエンターテイメントを提供しつつ、環境にも配慮した取り組みを進めるユニバーサル・スタジオ・ジャパン。廃食油を利用したバイオディーゼル燃料で点灯される美しいイルミネーションは、単なる楽しみだけでなく、未来の社会づくりへの意識をも高めてくれそうです。次回の訪問時には、ぜひこの輝きを体感してみてはいかがでしょうか。