千住明プロデュースオペラ「万葉集」 50周年記念公演が特別公演を実施

千住明プロデュースオペラ「万葉集」特別公演

株式会社パソナグループは、創業50年を迎えるにあたり、作曲家の千住明氏によるオペラ「万葉集」を11月8日にサントリーホールで上演します。この作品は、日本最古の歌集である「万葉集」をテーマにし、千住明氏の音楽と俳人黛まどか氏の台本によって作られたもので、これまでに国内外での公演を重ねてきました。

オペラ「万葉集」の概要

オペラ「万葉集」は、古代の恋物語を描いた二部構成になっています。第一部の「明日香風編」では、額田王を主人公にした恋の物語が、第二部「二上山挽歌編」では、大津皇子と大伯皇女の悲しみを描く内容です。この演奏会形式の公演は、2011年に続いて再演されるもので、その音楽は聴く者の心を打ち、人間愛や死、希望について考えさせられるものとなっています。

公演の指揮を担当する原田慶太楼氏のもと、豪華なキャスト陣が集結します。ソプラノの小林沙羅、メゾソプラノの谷口睦美、テノールの鈴木准、バリトンの与那城敬の各氏が出演し、東京交響楽団とSENJU LAB Choirが共演します。

社会貢献活動としての取り組み

パソナグループは、社会貢献の一環として、ひとり親家庭の親子15組、30名をこの公演に招待します。この試みは、彼らに文化体験の機会を提供し、家庭環境に起因する体験格差を是正することを目的としています。参加を希望される方は、支援団体に所属していることが条件となり、抽選での選考が行われます。

さらに、これまでも「オンライン遠足」や「スポーツ教室」という形で、ひとり親家庭への支援を続けてきたパソナグループは、文化を通じて親子の思い出づくりや心の豊かさを育む機会を提供したいと考えています。