KGモーターズ、東京オフィスを新設しmibot社会実装を加速

KGモーターズが東京オフィスを新設

広島を拠点とするスタートアップ、KGモーターズ株式会社は、2025年7月29日に東京都荒川区に新しい東京オフィスを開設しました。この新オフィスは、同社が開発した小型モビリティロボット「mibot」の社会実装及び技術開発、採用活動の拠点となることを目指しています。

新拠点の役割

KGモーターズの東京オフィスは、企業や官公庁、投資家などの重要なステークホルダーとの連携を強化するための都市部拠点となります。特に、mibotの実車を常設することで、訪れる人々が実際の製品を体感でき、商談や面談の際に具体的な議論が可能になることを狙いとしています。これにより、製品や事業内容への理解が深まるでしょう。

設立の背景

KGモーターズは、2025年12月末にmibotの初期ロットの納車を予定しています。その準備を進めるために、東京というビジネスの中心地に拠点を設けることで、量産体制の確立やビジネスモデルの社会実装を加速する基盤を築くことにしました。また、広島の量産拠点と東京の事業拠点がそれぞれの機能を分担しながら、協力し合い、事業の質とスピードを高める方針です。

採用の強化

KGモーターズは、2025年5月に実施した13.9億円の資金調達を受けて、採用活動を本格化しています。新オフィス開設に伴い、以下の職種に特に重点を置いた採用を進めます：

- ソフトウェアエンジニア（インフラ／Androidアプリ開発等）

mibotのソフトウェア基盤の設計・開発を担当し、SDV（Software Defined Vehicle）としての進化を図ります。

- 事業開発担当（パートナー連携／法人営業／政策渉外等）

社会実装フェーズに向けて、多様なステークホルダーとの連携を推進します。

- CFO候補（ファイナンス／経営企画）

資金調達や財務戦略の計画を担い、成長フェーズにおけるファイナンス体制をリードします。

このように、KGモーターズでは事業開発、ファイナンス、ソフトウェアの三位一体による推進体制が重要視されています。特にmibotの競争力を高めるためには、ソフトウェアによって体験価値を差別化し、都市部での専門人材を確保することが急務とされています。

採用イベントのお知らせ

新オフィスの開設を祝し、2025年8月26日（火）18:30よりソフトウェアエンジニア向けの会社説明会イベントを開催します。代表や開発リーダーが登壇し、実際のmibotを見ながら議論する場となりますので、関心のあるエンジニアの方々は是非参加をご検討ください。
詳しくはこちらからご確認いただけます。

KGモーターズのビジョン

KGモーターズは「今日より明日が良くなる未来をつくる」というビジョンを掲げ、地域社会の移動課題に応えるモビリティスタートアップです。彼らが開発するmibotは、ドアやエアコン完備の小型電動モビリティであり、ソフトウェアによる制御や遠隔管理が可能な“SDV”としての設計思想を持っています。
このような取り組みを通じて、持続可能な移動の新しい選択肢を社会に実装していくことを目指しています。