野村芳太郎没後20年特集の魅力
映画ファン待望の特集が、CS衛星劇場で4月に放送されます。松竹が手がける「野村芳太郎没後20年」プロジェクトの一環として、親子で映画監督として名を残した野村芳太郎と野村芳亭の作品にスポットを当てます。この特集は、彼らの監督業の特質と魅力を再確認する貴重な機会です。
放送ラインナップ
特集では、まず野村芳太郎監督による3作品が登場します。最初に、1984年の『ねずみ小僧怪盗伝』が放送されます。この作品は、小川真由美と中村雅俊の息の合ったコンビで描かれる時代劇コメディです。実は、ねずみ小僧は姉弟の二人一役で演じられるなど、ユーモア溢れる設定が魅力の一つとなっています。
次に放送されるのは、野村芳太郎の監督デビュー作である1952年の『鳩』です。この作品では、高校生の勇が厳しい環境の中で小鳩を育てる姿が描かれています。彼の周囲の無理解や葛藤を通して青春の孤独を繊細に表現した心に残る名作です。
最後に、1975年の『昭和枯れすすき』が放送されます。新宿の刑事とその妹の絆を描いたこの物語は、時代背景が色濃く反映された作品で、兄妹の切ない愛情が心に沁みます。
続いて、野村芳亭監督の作品も特集されます。1933年に制作された『天龍下れば』では、東京の学生と地元の芸者との淡い恋愛を描いています。芸者となった照香の心の葛藤が、物語に深みを与えています。
もう一つの野村芳亭監督作、1934年の『婦系図』は、泉鏡花の小説を基にした悲恋の物語です。田中絹代が演じるお蔦と主税の切ない恋は、視聴者の心を掴むことでしょう。
放送スケジュール
- - 『ねずみ小僧怪盗伝』 4月2日(水) 午前8:30~
- - 『鳩』 4月3日(木) 午後6:15~
- - 『昭和枯れすすき』 4月4日(金) 深夜1:45~
- - 『天龍下れば』 4月3日(木) 深夜2:15~
- - 『婦系図』 4月1日(火) 午後6:00~
多彩なジャンルの作品が並ぶこの特集は、野村親子の映画に対する情熱と、彼らが描いた物語の深い人間味を再確認する絶好のチャンスです。ぜひともお見逃しなく!
視聴方法
CS衛星劇場の視聴方法については、公式サイトをご確認ください。視聴に関するお問い合わせは、衛星劇場カスタマーセンターまでどうぞ。
詳細な情報は
こちらをチェック!