アイシン、広汽のPHEVハイブリッドユニット受託生産を開始
株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:吉田 守孝)が、広汽集団(本社:中国・広州市、董事長:冯兴亚)の設計するプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)向けハイブリッドユニットの受託生産を始めたことが発表されました。このユニットは、広汽集団が上海モーターショーで公開したモデル「传祺向往S7」に搭載される予定です。生産は、アイシンと広汽集団が共同で設立した合弁会社「広汽愛信自動変速器有限公司」にて行われます。
アイシンは、これまでにも広汽集団との合弁会社設立を通じて、オートマチックトランスミッションやサンルーフといった部品の供給を行い、長年のパートナー関係を築いてきました。今回のハイブリッドユニットの受託生産により、アイシンは持つものづくりスキルと生産技術を駆使し、高品質で魅力的な製品を迅速に市場に提供することを目指しています。
本製品の生産スタートにより、広汽愛信自動変速器有限公司は中国国内における2拠点目の電動ユニット生産拠点となり、この動きはアイシンが目指すグローバルな生産構造の整備における一環と位置づけられています。
環境問題への対応が叫ばれる中、アイシンはさらなる技術開発を進め、経営理念である「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」の実現に向け邁進していくとしています。これにより、持続可能な社会に貢献し、次世代の移動手段を提供していくことを約束しています。
この受託生産の動きは、アイシンだけでなく、自動車業界全体が電動化へ向かう中での重要なステップと考えられています。広汽とアイシンの協力により、革新と持続可能性を兼ね備えた新たな未来の移動スタイルが誕生することが期待されます。今後もアイシンと広汽の動向から目が離せません。