DF2025開催レポート
2025-04-25 13:15:21

デジタルハリウッドの未来を創る、新入生と卒業制作の祭典「DF2025」

DF2025:デジタルハリウッドの未来を照らした瞬間



2025年4月7日、渋谷のLINE CUBE SHIBUYAにて、デジタルハリウッドの伝統行事「DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2025」が開催されました。このイベントでは新入生が合同入学式を迎え、前年度の優秀な卒業制作が表彰されるクリエイティブアワードが同時に行われました。

「DF」は、デジタルハリウッドの各校からの新入生とその保護者が集まり、卒業生の活躍を目の当たりにする特別な機会を提供します。これは、他の教育機関にはないユニークな取り組みです。新入生たちがどのような未来を描くか、そしてそのための学びを始めるきっかけとなることを目指しています。

第一部:合同入学式



この日の式典には、約750名の新入生とその保護者が参加し、新たなスタートを切る瞬間を共有しました。式典はデジタルハリウッド株式会社の代表取締役社長であり、CEOの春名啓紀氏の祝辞から始まりました。その後、デジタルコミュニケーション学部の吉村毅学部長が、新入生の母国語を用いた多言語での挨拶を行い、国際的な環境での学びを期待するメッセージを送ります。

特別ゲストとして将来のクリエイターとの共通点を強調する祝辞があり、その中には俳優でもあるショートショートフィルムフェスティバルの代表・別所哲也氏の言葉も含まれました。彼の話は、新入生たちにとって目指すべき道を象徴するものであったに違いありません。

新入生の夢を祝う



入学式のハイライトとして、新入生が自らの夢や目標を語る場面がありましたが、本校では一人ひとりの発言を大画面に映す形式を取っています。この演出によって、全ての新入生が主役であるとのメッセージを発信しました。この内容は、在学生で構成されたクリエイティブ集団によって企画され、制作されました。

新入生たちの発言からは、映画監督やゲームデザイナーなど多彩な未来のビジョンが浮かび上がりました。「多くの人を感動させる作品を作りたい」や「インタラクティブな体験を提供したい」といった夢は、彼らが持つ情熱を示しています。

学長からの激励の言葉



学長の杉山知之氏は、自身が筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病を抱えながらも、音声合成技術を用いて新入生たちに激励のメッセージを届けました。新たな技術を駆使したその姿勢は、逆境に負けない精神を学生たちに伝え、大きな感動を呼び起こしました。

第二部:クリエイティブアワード



続いて開催されたクリエイティブアワードでは、デジタルハリウッドで制作された約2,000点の卒業制作の中から優秀作品が選出されました。多岐にわたるジャンルでの作品がエントリーされ、その中から選ばれた受賞者たちには晴れの舞台での表彰が待っていました。

各部門において、特に注目される受賞作品が選ばれました。例えば、インタラクティブ部門では「空気彫刻」がベストアート賞を受賞し、審査員はそのクリエイティビティと技術力を絶賛しました。

代表的な受賞作をいくつか見ると、「世界4都市カルチャーサイン計画」や、「やきとりDJ」といったユニークなテーマの作品も光りました。これらの作品は、新入生や在校生にとっても未来の制作活動への強いインスピレーションとなるでしょう。

未来のクリエイターたちへ



「DF2025」は、参加したすべての学生にとって、自身の夢を再確認し、未来へのモチベーションを高める貴重な機会となりました。特に、先輩たちが築いた道を目指す新入生たちにとって、卒業生の成功を直接見ることは、学びの意義そのものを体感する瞬間だったことでしょう。

「DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX」はこれからも続いていく伝統と言えますが、そこで繰り広げられる新たな物語は、未来のデジタルコンテンツ業界において、確実に新しい風を吹き込むことでしょう。未来を創る新たなクリエイターたちの成長が楽しみです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

画像23

関連リンク

サードペディア百科事典: デジタルハリウッド DF2025 クリエイティブアワード

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。