フューチャーソウルの新たな幕開け、The Love Experimentの最新シングル
2025年9月5日(金)、ニューヨークを拠点に活動するフューチャーソウル・バンド、The Love Experiment(通称LEX)が新曲「Who’s Gonna Save the World (feat. J. Hoard)」をリリースする。この楽曲は、LEXが自らの音楽的探求を続ける中で生まれた強力なメッセージを持つ作品であり、社会への問いかけとともに、聴く者の心に響く。
LEXは、先日リリースした東京のエクスペリメンタル・ソウルバンドWONKとのコラボアルバム『BINARY』で注目を浴び、その後もメンバーは各自のキャリアを伸ばしている。ソウル、R&B、ジャズ、ヒップホップという多様なシーンで活動する彼らは、Lauryn HillやNas、Anderson .Paakなどの名だたるアーティストと共演し、その才能を証明してきた。
J. Hoardとのタッグ
今回は、グラミー賞を受賞したラッパーであり、NYのジャムセッション「The Lesson」のホストバンドのメンバーでもあるJ. Hoardがフィーチャリングアーティストとして参加。彼のソウルフルな歌声は、LEXの楽曲にさらなる深みを加えることとなった。曲調は前作「House Boat」とは異なり、エネルギッシュでアグレッシブな仕上がり。太くうねるベースラインとアフロビーツのリズムが奏でるサウンドは、聴く者を一瞬で引き込む力を秘めている。
社会へ問いかけるサウンド
「Who’s Gonna Save the World」は、シンプルでありながら深いテーマを持つ曲だ。“誰が世界を救うのか?”という問いかけが、楽曲を通じて繰り返される。祈りと警鐘が交錯するこの曲は、聴く人に自己の内面を見つめ直すきっかけを与えるアンセムとして心に響く。特に後半では、LEXのリーダーでドラマーであるCharles Burchelがラッパー名義のKarnival Kidとして参加し、社会の矛盾や個人の内面的葛藤を的確に描写するラップパートが印象的だ。
進化する音楽コミュニティ
LEXは単なる音楽バンドではなく、才能が集まったコミュニティといえる。メンバーそれぞれが独自のスタイルを持ち、共に作り上げる音楽が新しい表現を生み出している。最近では、アヴァンギャルド・ジャズからヒップホップにかけて幅広い才能を融合させるStanding on the Cornerのメンバー、Syl DuBenionが加わり、さらなる多様性をもたらしている。
今秋にリリースを控えるニューアルバム『Velvet』へとつながるこの新曲は、LEXの進化を如実に示すものであり、聴く者に強烈な印象を与える。
[作品情報]
- - アーティスト:The Love Experiment
- - タイトル:Who’s Gonna Save the World (feat. J. Hoard)
- - ジャンル:Soul / R&B / Afrobeats / Hip Hop
- - 配信開始日:2025年9月5日(金)
- - 発売元・レーベル:SWEET SOUL RECORDS
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