音響体験の進化
2025-05-19 10:52:23

旭化成エレクトロニクスとDiracのコラボで進化する音響体験

旭化成エレクトロニクスとDirac社の新しい音響体験



新たなオーディオの世界を開くコラボレーション


旭化成エレクトロニクスが誇るオーディオ用デジタルシグナルプロセッサー(オーディオDSP)が、スウェーデンの自動車オーディオテクノロジー企業Diracの先進的な音響補正ソフトウェア『AudioIQ』に対応しました。この提携は、新たな音響体験を実現するための第一歩となります。

臨場感あふれる音の再現


Diracの音響補正技術は、自動車やスマートフォン、スピーカーなど広範な分野で高く評価されています。特に電気自動車(BEV)の車内エンターテインメントシステムにおいても、その採用が進み、自然でリアルなサウンド体験を提供する能力が注目されています。これにより、旭化成のオーディオDSPは、より臨場感と透明感のあるサウンドを提供できるようになります。

開発工数の削減と効率化


Diracの技術は、従来数ヶ月もかかっていた手動の音響チューニングを大幅に効率化する半自動チューニング機能を持っています。これにより、オーディオDSPの動作が円滑になり、システム開発を迅速に行えるようになります。技術サポートも充実しており、開発者にとって使いやすい環境を提供します。

多彩な音響ソリューションの融合


旭化成が提供するオーディオ・ボイスソリューションとDiracの技術を組み合わせることで、さらに高い音響効果を実現します。具体的には、走行状況に応じて音を調整する『ダイナミックサウンドコントロール』や、車室内で高音質カラオケを楽しむためのエコーキャンセル機能を利用したプライベートカラオケルーム、さらにはエンジンサウンドを再現する技術も搭載されています。このように、多様な機能を盛り込むことで、より楽しいドライブ体験が可能になります。

公式なコメント


旭化成のESプロジェクト長、藤田健氏は「自動車の電動化や自動運転の進化に伴い、車内の音とそれに伴う体験が重要になっています。当社のDSP技術とDiracのソフトウェアが組み合わさることで、開発者の負担を軽減し、利用者に素晴らしい体験を提供することが期待されます。」と述べています。

Diracの信頼性


Dirac社は、スウェーデンのウプサラを本拠地とし、広範な音響技術を提供しています。その高い評価は、車両やスマートフォン、スピーカーシステムなど多岐にわたる分野で培われてきました。R&D施設はデンマーク、インド、中国、ドイツ、日本、韓国、アメリカに展開され、全世界に向けた音響体験の向上に貢献しています。

経済的かつクリエイティブな音響体験が進化する中、旭化成エレクトロニクスとDirac社の協力は、自動車業界においても新たなトレンドを築く予感を漂わせています。


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