菊地裕太選手がニュージーランドでダブルス優勝！技術と戦略で強風を攻略

菊地裕太選手がニュージーランドで男子ダブルス優勝

2025年2月、ニュージーランドのティマルーで開催されたITFワールドテニスツアーの男子ダブルスにおいて、みちのくコカ・コーラボトリング所属の菊地裕太選手が見事な成績を収め、優勝を果たしました。菊地選手は、乾祐一郎選手とペアを組み、強風という厳しい条件の中で決勝戦を戦い抜きました。

決勝戦の様子

15日、極めて強い風が吹き荒れる中、菊地・乾ペアは第2シードのコディ・ピアソン（オーストラリア）/ジョシュア・シーヒー（アメリカ）ペアに挑みました。試合は緊張感漂う展開で、最初のセットを6-3で制するも、続くセッションで4-6と追い込まれ、ファイナルセットへと突入します。最終的に、10-7で勝利を手にし、優勝トロフィーを手にしました。

過去の戦績と経験

菊地選手と乾選手のコンビは今回で2回目の出場となります。以前の月、2024年10月に福島県の棚倉町で行われた「ルネサンス国際オープンテニス」でもダブルスで優勝を果たしており、相性の良さが証明されています。特に、今回のニュージーランドでの試合中は、強風の影響に徐々に慣れ、最後には持ち味を発揮することができたと菊地選手は振り返ります。彼は試合中の経験から、「環境の変化をストレスとせず、次のポイントに向けリセットすることの大切さ」を学び、それが優勝につながったと述べています。

今後の展望

優勝が嬉しい結果となった菊地選手は、次の試合がオーストラリアで開催されることにも意気込みを見せています。「今回の経験を活かしてさらに成長したい」と感謝の意を表しつつ、ファンやサポーターへの応援を呼びかけています。

菊地裕太選手のプロフィール

岩手県紫波郡出身の菊地裕太選手は、兵庫県の相生学院高を卒業後、単身で渡米。UCバークレーに進学し、その後は日本に帰国、2023年11月からみちのくコカ・コーラボトリングでのプロテニスプレーヤーとして活動しています。菊地選手は今後、グランドスラム制覇や2028年のロサンゼルスオリンピック出場を目指し、日々努力を重ねています。