ナショナル・シアター・ライブ2025-2026の注目作品
映画館で劇場の臨場感を体験できると話題のナショナル・シアター・ライブ(NTLive)が、2025年冬から2026年春にかけて上映する新作ラインアップを発表しました。今回も注目の作品が揃い、日本の観客にもその感動を提供する準備が整いました。
NTLiveとは
NTLiveは、英国のナショナル・シアターが手掛けるプロジェクトで、舞台作品を高品質な映像で上映することで、誰もが気軽に劇場の感動を楽しめる仕組みです。初の上映が2009年で、それ以来1300万人以上の観客が映画館でその魅力に触れています。特殊な撮影技術により、観客はまるで最前列で観ているかのような体験を味わうことができます。
2025-2026年 冬春ラインアップ
今回発表された作品は4本で、いずれも強烈なストーリーとアーティスティックな演出が期待されています。上映予定の作品は以下の通りです。
1. 『インター・エイリア』
- - 上映日: 2025年12月26日(金)~
- - 作/演出: スージー・ミラー/ジャスティン・マーティン
- - 上映時間: 1時間45分(休憩なし)
- - 出演: ロザムンド・パイク、ジェイミー・グローヴァー、ジャスパー・タルボット
- - ストーリー: 主人公で判事のジェシカは、母親としての役割と職務の間での葛藤に直面し、その困難を乗り越えられるのか問われます。
2. 『ウォレン夫人の職業』
- - 上映日: 2026年1月23日(金)~
- - 作/演出: バーナード・ショー/ドミニク・クック
- - 上映時間: 約2時間(未定)
- - 出演: イメルダ・スタウントン、べシー・カーター、ケヴィン・ドイル
- - ストーリー: 丸出しの家父長制度に挑む若き女性ヴィヴィの姿を描く一方で、彼女の母親がその制度の被害者である様に視点を当てた作品です。
3. 『フィフス・ステップ』
- - 上映日: 2026年3月20日(金・祝)~
- - 作/演出: デイヴィッド・アイルランド/フィン・デン・ヘルトグ
- - 上映時間: 約90分(未定)
- - 出演: ジャック・ロウデン、マーティン・フリーマン
- - ストーリー: アルコール依存症との闘いの中、新たに出会った仲間を通して友情を育む男性たちの葛藤を描いた感動の物語です。
4. 『ハムレット』
- - 上映日: 2026年4月予定
- - 作/演出: ウィリアム・シェイクスピア/ロバート・ヘイスティ
- - 上映時間: 約180分(未定)
- - 出演: ヒラン・アベイセケラ
- - ストーリー: 若き王子ハムレットが義務と疑念に苦しむ姿を描写し、彼が直面する究極の問いー「生きるべきか、死ぬべきか」をテーマにしています。
上映劇場
・
東京: TOHOシネマズ 日比谷
・
大阪: 大阪ステーションシティシネマ
※今後追加の上映劇場については、公式HPで随時更新される予定です。
映画館での NTLive体験
日本にいるにもかかわらず、イギリスの名作を映画館で楽しめるこのチャンスを逃す手はありません。観客として、これらの作品からしか得られない深い感動を是非体感してください。日本版予告編も公開されており、ファンは要チェックです。