EXIT・りんたろー。が語るキャンセルカルチャーの現状と課題
最近のメディアでは、キャンセルカルチャーに関する議論が盛んに行われています。このテーマについて、EXITのお笑いコンビの一員であるりんたろー。と兼近大樹が、ABEMAのニュース番組『ABEMA Prime』で率直な意見を交わしました。彼らは、現代社会における「疑い」が即座に結果に結びつき、個人や作品が簡単に撤去されてしまうことに対して疑問を呈しています。
キャンセルカルチャーとは?
キャンセルカルチャーは、社会や文化において特定の行動や発言が問題視され、これに対する撤回や制裁が行われる現象を指します。この現象は、特にSNSの普及に伴い、個人や団体が過去の行動を裁かれるケースが増えていることから注目を浴びています。
番組での具体的な議論
2025年10月23日の放送では、千葉県市川市の市役所で展示されていたプロカメラマンの写真が、外部からのクレームを受け撤去されるというニュースが紹介されました。この事例を元に、りんたろー。は「疑いがかかった時点で即退場のようなカルチャーはいかがなものか」とし、起用する側の思いも理解されにくい状況を指摘しました。彼は、「僕たちはまるでAIのように、常に正しい行動を求められる」と語り、表現の萎縮を憂慮しました。
一方で、兼近大樹は、自身の経験を踏まえた上で、「必要とされなくなった時、そこに傷が残る」と思いを述べました。彼は、大阪万博の例を挙げ、反対意見があったにも関わらず、結果的に盛り上がったことを指摘し、乗り越えられる問題も多いと強調しました。「結局、誰に支えられているか、どれだけ必要とされているかが重要です」とし、運営側がその覚悟を持つことが大切だと語りました。
表現の自由と社会的な影響
このように、EXITの二人はキャンセルカルチャーについて深い洞察を示し、現代社会における表現の自由の重要性を訴えました。彼らの意見は、視聴者に考えるきっかけを与えるものであり、多様な見方が必要とされる時世において、特に重視されるべきテーマです。
番組の内容は、ABEMAで無料視聴が可能です。興味のある方は是非見逃し配信をチェックしてみてください。
新しい形のニュース番組「ABEMA Prime」
『ABEMA Prime』は、「みんなでしゃべるとニュースはおもしろい」というキャッチコピーのもと、視聴者と共に多様な価値観や意見を掘り下げる番組です。毎週月曜日から金曜日に放送されており、EXITをはじめとする多彩なメンバーが、様々なバックグラウンドを持つ論客と共に新しい観点からの議論を展開しています。生放送を通じて、視聴者が参加できるインタラクティブな形態で、今の時代に沿った新しい言論の場として機能しています。