知念実希人が挑む新感覚モキュメンタリーホラー！大注目の2作品連続刊行

知念実希人が創り出す新たなホラーの世界

日本の医療ミステリー作家として不動の地位を築いている知念実希人氏が、今夏、これまでにない挑戦をしています。8月20日に発売された『スワイプ厳禁変死した大学生のスマホ』と、9月18日発売予定の『閲覧厳禁猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』の2冊は、モキュメンタリーという新しいジャンルのホラー小説です。

新しいスタイルのホラー小説

この2冊はそれぞれ独自の魅力とテーマを持ちながら、しっかりと連動しているのが特徴です。特に『スワイプ厳禁変死した大学生のスマホ』は、165mm×85mmというスマートフォンサイズで刊行され、ページをめくるごとに、まるでスマホの画面を見ているかのような新感覚の体験が待っています。物語は大学生が体験する恐怖のバイトから始まり、次第に不可思議な現象が彼のスマホに現れ、ストーリーが展開していきます。この斬新な構成で、読み手は物語とスマホの画面が絶妙に融合した体験を楽しむことができます。

一方で『閲覧厳禁猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』は、実際の猟奇事件を基にしたフィクションで、精神鑑定医が事件の真相を探る過程を描いています。この作品は、ただのホラーではなく、心理サスペンスの要素も含まれており、読者は様々な角度から問題にアプローチすることが求められます。事件に迫る中で、描かれる奇妙な廃病院や怪物のような街の描写は、現実と非現実の境界を曖昧にし、読む者を引き込む魅力があります。

知念実希人氏の作家としての歩み

知念氏は、医師としての知識を活かし、実に多くのベストセラーを生んできた作家です。彼の作品は、医療分野とミステリーの融合が特徴であり、読者を深い知識の世界へと引き込みます。また、本屋大賞に5度ノミネートされた『崩れる脳を抱きしめて』や『ムゲンのi』などは、彼の名を広める重要な作品となっています。

読者への問いかけ

この度の2作は、知念氏がこれまで培ってきた技術を駆使し、新たなジャンルに挑む意欲作です。特に、モキュメンタリーという形式は、現実とフィクションの境界を破り、読者を物語の中心に巻き込む力を持っています。「この怖さはどこから来るのか？」という問いかけは、まさに読者自身が答えを見つける旅に出るきっかけとなります。知念氏が語るように、ぜひこの戦慄の世界に迷い込んでみてください。