ブラジル音楽の新たな章、「Aqui, Oh!」誕生
ブラジルの音楽シーンに新たな息吹を吹き込むアルバムが、フォルタレーザ市のジャスミン・ミュージック・スタジオで誕生しました。このプロジェクトでは、シンガーのフローラ・プリムとパーカッショニストのアイアート・モレイラ、そして彼らをつなぐプロデューサーのヒカルド・バセラールがタッグを組み、心に響くブラジル音楽を届けます。最初のシングル「Aqui, Oh!」は8月29日にリリースされ、タイトルはポルトガル語で「ここだよ!」という意味です。この楽曲は、著名な作曲家トニーニョ・オルタとフェルナンド・ブラントによるもので、フローラとヒカルドがメインボーカルを交互に担当しています。
新たなコラボレーション
このコラボレーションの背景には、映画監督のジョン・トブ・アズライとの出会いがあります。バセラールは、彼の制作によるドキュメンタリーに関与したことがきっかけで、フローラとアイアートと共に新しいアルバムを制作するアイデアを練りました。フローラの久々のアルバム制作に対する熱意と、アイアートの音楽的探求心が融合し、まさにブラジルの音楽の真髄を感じさせる作品が生まれたのです。
アルバムへの期待
「Aqui, Oh!」はアルバム収録のボーナストラックとして位置づけられ、レコーディングの過程は長編ドキュメンタリーとして記録されています。バセラールはこのプロジェクトを通じて、「ジャスミン・スタジオでのレコーディングは、より芸術的で歴史的な価値を持つ音楽ドキュメンタリーを制作する礎となります」とその意気込みを語っています。
音楽の深い絆
フローラ・プリムとアイアート・モレイラは、私生活でも長い関係を築いてきた音楽のパートナーです。アメリカでの活動歴が長く、ジャズ界でも特に重要なアーティストとして位置づけられています。フローラは1967年にアメリカに渡り、数々の著名なアーティストと共演してきました。一方、アイアートはブラジル音楽の中心人物として知られ、彼のパーカッション技術は広く認識されています。
ヒカルド・バセラールとの連携
今回のシングルでは、バセラールがボーカルだけでなく、ピアノやキーボードも手掛けています。彼は「この曲をフローラに見せたところ、彼女が非常に気に入ってくれたので、一緒にレコーディングした」と話し、協力の経緯を明かしました。
温かいスタジオの雰囲気
アイアートは、レコーディング中の心温まる雰囲気について「全てが順調で、温かいエネルギーに包まれた」と振り返ります。フローラも「素晴らしいミュージシャンたちとの出会いがあり、本当に忘れられない経験」と感謝の気持ちを表現しました。
今後の活動に期待
バセラールは、フローラとアイアートとのデュオアルバムも計画しており、新たな未発表曲を集めたアルバムのレコーディングも進行中です。また、シングル「Aqui, Oh!」の配信はブラジルやアメリカ、日本、フランス、ポルトガルでも行われ、世界中のリスナーに聞かれることになります。
この新たなプロジェクトは、ブラジル音楽の未来を切り開く重要なステップとなるでしょう。各アーティストが持つ個々の才能が融合し、心に響くメロディが新たな境地を開くことに期待が寄せられています。音楽を通じて築かれる深い絆と新たな挑戦が、このコラボレーションの背後にあるのです。