福岡79-98奈良：3Pシュートが響いた悔しい敗北

2025年1月5日、りそなグループB.LEAGUE 2024-25シーズンにおいて、福岡はバンビシャス奈良と対戦し、79-98で敗北を喫しました。元日の快勝から一夜明けた福岡は、この試合での勝利が期待されていましたが、奈良の強力な3ポイントシュートに対応できず、悔しい結果となりました。

試合の展開

試合が開始されると、福岡はまず#8スミスによるゴール下の得点でチーム初得点を挙げますが、奈良の#44ハインズ選手や#7古牧選手が高い確率で3Pシュートを沈め、福岡は早々にリードを許す苦しいスタートとなります。第1クォーターだけで奈良に5本の3Pシュートを決められ、22-28のビハインド。

第2クォーターも厳しい展開が続き、福岡がペイントエリアでは優位を持ちながらも、外からの得点に苦しむ結果に。奈良に11本の3Pシュートを許し、41-52となり前半を終了します。

後半、福岡は巻き返しを図ります。#25バーレルのオフェンスリバウンドからの得点や、応援を受けながらのディフェンスで徐々に流れを取り戻していきます。中村選手による3Pシュートやドライブなどで得点を重ね、ついに第3クォーターで同点に追いつき、逆転にも成功します。しかし、奈良のハインズ選手による勝負所での3Pシュートにより、再び点差を広げられてしまう結果に。

試合の影響

最終的には79-98で敗北。特に奈良が放った37本の3Pシュート中、19本を成功させたことが致命的でした。福岡のコーチである浜口炎HCは、「奈良の高確率な3Pシュートが敗因」と指摘し、ディフェンスの課題を浮き彫りにしました。さらに、中村選手も「ハインズ選手を抑えられず、対応が難しくなった」と反省点を挙げました。

試合を通じて、福岡のペイントエリアでの守りは強固でしたが、奈良の外からの攻撃に対しては適切な対応ができていなかったのが悔やまれます。また、試合運びの速さにより相手に良い形で攻めさせてしまったことも問題視されました。今後の改善点としては、より効果的な守備システムの構築とチーム内のコミュニケーションが求められるでしょう。