BYDが新たなマイルストーンを迎えました
中国自動車メーカーのBYD(比亜迪)は、2025年12月18日に山東省済南工場で新エネルギー車(NEV)の累計生産台数が1,500万台に達したことを発表しました。この画期的な成果は、BYDの急速な成長を象徴し、特に海外市場での需要の高まりを反映しています。
1,500万台目のNEV「DENZA N8L」
記念すべき1,500万台目の車両は、「DENZA N8L」というプレミアム・フルサイズSUV。安全性能と快適性に優れたこのモデルは、同時にN8Lモデルとして15,000台目の生産を達成しました。この成功は、BYDが進める生産体制の強化と市場ニーズに迅速に対応する能力の表れです。
海外販売の好調
BYDの2025年の業績は、特に海外市場での成長に支えられています。1月から11月の累計販売台数は4,182,000台で、前年同時期から11.3%の増加を記録しました。海外での販売台数は917,000台を超え、2024年の年間実績を上回るという快挙を達成しています。現在、BYDの新エネルギー製品は、世界119カ国以上で展開されています。
技術革新への注力
BYDは「技術を基盤に、イノベーションを原動力に」という理念を掲げており、今後も研究開発に巨額の投資を続ける方針です。2025年の第1から3四半期には、437億5,000万人民元(約9,000億円相当)を研究開発に投じ、前年同期比で31%の増加を実現しました。累計の研究開発投資は2,200億人民元(約4.5兆円)を超え、バッテリー、ソフトウェア、製造工程の改善に向けた取り組みが進んでいます。
DENZAブランドの急成長
BYDの高級ブランド「DENZA」は、アジア、欧州、中南米で特に急速な成長を見せています。「Elegance, Innovation, Technology」をテーマにしたこのブランドは、MPVモデルの「DENZA D9」によって、インドネシアやタイ、マレーシアを含む東南アジア市場で高級MPVカテゴリーの販売首位に立ちました。ブランドの認知度向上に寄与するため、国際モーターショーへの出展も活発に行っています。
世界への影響力を強めるBYD
1994年の設立以来、BYDは充電池のメーカーとしてスタートし、現在では自動車、軌道交通、新エネルギー、電子機器の4つの事業を展開しています。世界110か国以上の地域でゼロエミッションエネルギーのソリューションを提供し、フォーチュン・グローバル500企業にも名を連ねるなど、その影響力を増してきました。特に、自動車部門では純電動車とプラグインハイブリッド車の開発に専念し、革新的な技術を次々と市場に投入しています。
まとめ
BYDは新エネルギー車の市場で急速な成長を続け、技術革新を通じて業界のリーダーシップを強固にしています。特にDENZAブランドの成功は、同社の国際的な戦略の成功例になっています。今後の展開にも目が離せません。BYDの公式サイトやプレスリリースを通じて、最新情報を入手することをおすすめします。