ヒョンデが群馬自動車大学校にKONAを寄贈しEV技術研修を開始

ヒョンデ、次世代整備士育成の取り組みを加速

2025年7月28日、Hyundai Mobility Japan（ヒョンデ）は群馬自動車大学校にコンパクトSUV「KONA」を寄贈しました。これは次世代の自動車整備士を育成するための重要なステップです。この寄贈は、EV（電気自動車）の技術理解を促進し、学生たちに実践的な学びの機会を提供することを目的としています。

寄贈式では、ヒョンデの代表取締役社長である七五三木敏幸氏と、群馬自動車大学校の校長・小倉基宏氏が登壇しました。七五三木社長は「日本市場の厳しい評価を受け、皆様からのフィードバックを基に成長していきたい」と語り、学生たちには多くの体験と意見を求めました。小倉校長は、「最新技術の詰まった教材は非常に貴重で、学生にとっても大きな学びになる」とした上で、KONAの寄贈に感謝を述べました。

EV技術への理解を深める特別授業

ヒョンデは今後、群馬自動車大学校で「技術研修」と「特別授業」を予定しています。これらの授業では、EVの特徴や他のパワートレインとの違い、さらには未来の技術について学ぶことができます。コンパクトSUV KONAを使った実習を通じて、学生たちは電気自動車の魅力を体感し、整備士としてのスキルを高める機会を得られるでしょう。

この取り組みは、学生だけでなく、次世代モビリティの発展に寄与することを目指しており、ヒョンデがEV技術の習得を促進することで、業界全体の発展にもつながると期待されています。新しい移動の形を創造するため、学生たちには未来の整備士としての視野を広げる重要な経験が与えられるのです。

群馬自動車大学校の役割

1967年に設立された群馬自動車大学校は、実践的な自動車整備士を育成する専門学校として、これまでに約12,000名の卒業生を輩出しています。礼儀、責任、融和を教育理念に掲げ、広大な敷地と充実した実習設備で学生をサポートしています。学生たちは厳しい自動車業界で必要とされる実践的なスキルを身につけるため、日々努力しています。

ヒョンデの目指す未来

ヒョンデは、世界中のモビリティの課題に対処するために継続的に進化を求めており、スマートモビリティの未来を切り開くために厳しい競争に挑んでいます。最新のEV技術や水素燃料電池技術を駆使し、ゼロエミッション車の開発に注力しています。こうした施策を通じて、持続可能な未来の実現に貢献していく所存です。

今後の技術研修や特別授業を通じて、学生たちがEVの魅力を体感し、未来の自動車業界を支える整備士として成長していく姿が楽しみです。学生たちにはぜひ、この機会を通じて新しい技術に触れ、より多くの知識を身につけてほしいと思います。