親子で楽しむ！EVを身近に体験するイベントレポート

EV普及を目指した魅力あふれるイベント!

2023年10月18日と19日の2日間、小金井市の「カーメスト武蔵小金井」で開催されたEV体験イベントは、親子連れを中心に1,750人もの来場者を迎えて大盛況となりました。このイベントは、東京都住宅供給公社（JKK東京）が、東京都と連携して行ったもの。目的は電気自動車（EV）の利用促進と、充電設備設置の機運を高めることです。

EVの試乗と展示

会場には、自動車メーカー6社から集結した16台のEVが並び、来場者は試乗にチャレンジ！179組がその体験を楽しみ、参加者からは「初めてのEV試乗は刺激的で、ガソリン車との違いを実感した！」「多くのメーカーのEVに触れられ、情報を得られたのは良い経験でした」という声が聞かれました。特に小さな子どもたちは運転席に座ったり、EVを間近で見たりしてその人気は絶大でした。

EVの活用方法を知る

さらには、EVを活用したアウトドア展示や災害対応展示も実施され、EVからの電源供給によるLEDライトや充電体験、さらには電気ポットを使ったカップスープの調理実演などが行われました。参加者たちは科学的にEVの実用性を学びつつ、大いに楽しんでいました。ここで使用した電気は、JKKの社用車を含む4台のEVから供給されたという、まさに実践的な体験です。

縁日イベントとワークショップ

さらに、会場内ではVRバンジーや運動系のゲームなどの縁日イベントが催され、子どもたちの元気な声が響き渡っていました。加えて、参加者が親子で関わりながら学ぶことのできるワークショップも用意されており、「親子で作るミニソーラーカー」では、実際に親子で協力しながら作成を楽しみ、EVの基礎知識を学ぶ良い機会になりました。

他にも、黒ラブ教授によるサイエンスショーや海洋プラスチックを使用した万華鏡作りなどの講座があり、幅広い年齢層に向けた教育的なプログラムが整っていました。

EVの未来を見据えて

このイベントは、2050年までにゼロエミッション東京を実現するという東京都の目標に向けた活動の一環として開催されました。今後、都では約6万区画のEV充電設備を集合住宅に設置する方針を進めており、JKKはその実現をサポートするための協定を締結しました。また、遠近的にEVの導入を促進するため、EVを保有する方については、駐車場使用料を最大5年間20％減額する制度も始まっており、充電インフラの整備と合わせてEV普及の進化が期待されています。

こどもたちと親が共に未来のエコなライフスタイルを体験し、理解する良いきっかけとなったこのイベント。今後も同様の取り組みが続けられることを願っています。