HYBE、2024年の驚異的な業績報告に迫る
韓国のエンターテインメント企業HYBEが、2024年の年間売上高で過去最高を記録し、2年連続で2兆ウォンを突破しました。今年の売上高は2兆2,545億ウォン(約2,357億円)に達し、多様なアーティストの成長が寄与したとされています。特に、BTSが兵役を履行中にもかかわらず、HYBE MUSIC GROUPの他のアーティストたちが好調に推移し、HYBEの成長を支えています。
HYBEは、2023年に韓国企業として初めて年間売上高2兆ウォンを達成した実績を引き続き伸ばし、音楽業界での存在感を併せて強化しています。営業利益は前年比38%減少しましたが、アートイストの増加や新たなマネジメント体制の強化により、今後の期待が高まっています。
昨年との売上高の内訳を見てみると、直接参加型売上が1兆4,453億ウォン、間接参加型売上は8,093億ウォン。直接参加型の音源部門は減少しましたが、公演は25.6%と大きく伸び、ファンのオフラインでの消費増加が後押ししました。特に、HYBEアーティストのコンサートは147回開催され、最高の公演売上を記録しました。
また、アルバム販売部門でも目立った成果を上げています。HYBEアーティストが韓国音楽チャートでのアルバムシェアを40%に高め、特にSEVENTEENは2024年も1,000万枚を超える販売を達成しました。ENHYPENやNewJeansも世界的な人気を証明し、それぞれの活動が結実しています。BOYNEXTDOORのデビューから1年でのミリオン達成は、HYBEの育成力を物語ります。
音源部門では、HYBEアーティストの楽曲が「グローバルK-POPチャート」トップ20に15曲ランクインし、特にBTSメンバーのソロ曲がビルボード「Hot 100」にチャートインするなど、国際的な評価を獲得しています。新たにデビューしたTWSは、1位獲得といった素晴らしいスタートを切っています。
上記の業績を支える要因の一つとして、HYBEが姿を現した新規事業や海外展開もあります。HYBE AMERICAは、カーリー・ピアースの音楽がビルボードチャートの1位を獲得するなど、アメリカ市場での確固たる地位を築いています。
2025年には、BTSのカムバックが期待され、多様なアーティストの均等な成長が規模の経済効果をもたらすと予測されます。また、HYBE LATIN AMERICAの設立もあり、国際市場での売上がさらに拡大すると見込まれています。新たなデジタルサービスであるWeverseも、メンバーシップ収益の確保に寄与するでしょう。
HYBEは、マルチジャンル・マルチホーム戦略を通じ、各市場への融合を進める一方で、アメリカ、日本、ラテンアメリカで新しいアーティストグループのプロジェクトを始動させる計画です。これによりより一層、全球的な影響力を高めることを目指しています。音楽界での競争が厳しい中、HYBEの成長は注視されるべき動向です。