EVカーシェアの新機軸
2025-10-20 10:48:52

EVカーシェアと防災機能を実現する最新マンションの取り組み

EVカーシェアと防災機能を実現する最新マンションの取り組み



横浜の金沢八景にある分譲マンション「金沢八景パーク・ホームズ」で、革新的なEVカーシェアの実証実験が始まります。この取り組みは株式会社REXEVとレジル株式会社の共同プロジェクトで、居住者に新たな利便性を提供するとともに、災害時の安心を確保するものです。

実証実験の背景と目的



今回の実証実験では、EV(電気自動車)をカーシェアとして日常的に利用できるようにし、万が一の災害時には「走る蓄電池」として生活インフラ、具体的には給水ポンプやエレベーターへの電力供給を行う仕組みを検証します。特に、災害時の「水が出ない」「エレベーターが止まる」という課題は、マンションの居住者にとって非常に大きな問題であり、それを解決するための新たな防災インフラの形が期待されています。

実証内容



実証実験は2025年10月から2026年9月までの約1年間にわたり行われ、日産リーフを使用したカーシェアリングサービスが提供されます。利用料金は、たまに使うプランが308円/15分、いつも使うプランが264円/15分で、24時間利用可能です。居住者は専用アプリを用いて予約を行い、EVを気軽に利用できるようになります。

このプロジェクトには、最新のIKS社製の充電器が導入されており、これを通じてマンションに必須な動力源への給電が可能です。特に、技術実証では、停電時にEVから給水ポンプへ給電が自動で切り替わることや、2台利用時に一方が停止しても他方へ切り替わるシステムが確認されました。

REXEVの強み



REXEVは過去にEVをエネルギーマネジメントに活用する技術を積んできた企業であり、カーシェアとエネルギー制御に関するノウハウを活かし、レジルと共に新たな防災ソリューションを提供します。これにより、居住者にとって隣にいるような安心感を持つ暮らしを実現することが目標です。

まとめ



この実証実験が成功すれば、EVカーシェアの利用は日常の利便性を高めるだけでなく、災害時には居住者を守る新しい形の防災機能を兼ね備えた信頼性の高いインフラが確立されるかもしれません。今後の進展に注目です。詳細についてはレジルのプレスリリースからご確認いただけます。


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