中古車市場の現状と今後の見通し
日本の中古車市場は、特に中東地域の情勢が不安定であるにも関わらず、買取価格が高水準を保っています。株式会社ファブリカホールディングスの子会社であるファブリカコミュニケーションズが提供する「車選びドットコム買取」の最新レポートからは、2026年7月以降の買取相場の動向や予測が伺えます。
中東情勢と輸出ルートの変化
中東の情勢が続く中、日本からUAE(アラブ首長国連邦)への中古車輸出は大きく減少しています。例を挙げると、2026年5月のUAE向けの中古乗用車輸出台数は227台と、前年同月の19,051台から驚異の98.8%減少しました。しかし、代替ルートへの移行が進むことで、全体の輸出台数は前年同月比で約5%の減少に留まりました。
海外需要の好調
海外市場での日本車は依然として人気があり、特に新しい輸出ルートへのシフトが功を奏しています。現在、中古車の需要は、アフリカ、東欧、南米など他の地域に向けて書かれており、これにより日本の中古車は引き続き高い競争力を持っています。
円安が買取価格を押し上げる
円安の動向も中古車買取相場を支えている要因です。海外バイヤーにとって、日本の中古車は価格面で非常に魅力的です。株式会社ユー・エス・エスが発表した2026年7月のオークション成約単価は平均130万円となり、前年同期比で約10%上昇しました。また、車選びドットコムの買取価格データにおいても、平均買取価格が100万円を超えており、高水準での推移が続いています。
ボディタイプ別買取ランキング
2026年7月のボディタイプ別の中古車買取ランキングも興味が引くポイントです。国産車ランキングでは、軽自動車が29.7%でトップを占め、ミニバンが18.7%と続いています。特に軽バン・軽ワゴンの買取台数は前月比で約25%増加しており、これはホンダN-BOXやスズキスペーシアなどの人気車両の買い替え需要が作用していると考えられています。
輸入車のランキングでは、SUV・クロカンが27.7%を占め、順位が変わりつつあるものの、依然として高い人気を誇っています。
中古車の買取を検討する際のポイント
現在、中古車を売却しようと考えている方にとって、高値での買取が期待できる市場環境が整っています。特に1〜3年の新しいモデルや良質車は海外での需要が高く、引き続き高値で取引されます。5〜7年の車両については、輸入規制に適合しやすく、国内で評価が下がりやすい車両でも、海外市場では需要が見込まれています。特に日本車の耐久性は評価が高く、古いモデルでも一定の価値を持つケースが多々あります。
車両特性の重視
中古車の査定額は年式や走行距離だけでなく、車種ごとの特性も重要な要素です。例えば、トヨタのランドクルーザーやハリアー、日産のノートe-POWERなどは特に需要が高いことがわかります。売却を考えている方は、こうした点を意識し、適切な査定を受けることが望ましいでしょう。
まとめ
中東情勢の不安定さにも関わらず、日本の中古車市場は高い買取価格を維持しています。海外需要の堅調さと円安の波に乗り、これからの市場動向はさらなる注目を集めることでしょう。車の売却を考えている方にとっては、この好機を逃す手はありません。