堤聖也と比嘉大吾の激闘を振り返る特番『エキサイトマッチSP』

特番『エキサイトマッチSP』の見どころ

ボクシングファン待望の特番『エキサイトマッチSP』が、5月5日（月・祝）午後9:00からWOWOWにて放送されます。この番組では、WBA世界バンタム級王者・堤聖也選手と元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾選手が初共演し、彼らの激闘を振り返ります。この2人のボクサーは2月24日に行われた試合において、ダウン応酬の末に引き分けとなりましたが、その試合の裏側や心境を本人たちが語り合う貴重な機会となっています。

増えた共演の意味

堤選手と比嘉選手は、長年の友人であり、すでに高校時代にも戦った仲です。2人は過去にもプロで対戦した経験があり、2020年には引き分けの結果に終わりました。そんな彼らが再びリングに立つことになるとは、まさに運命的な再会。堤選手は「世界戦という最高の舞台に立てたことは素晴らしい」と語り、比嘉選手も「受けてもらえて感謝」と笑顔を見せました。

試合のハイライト

彼らの試合は、意外にも静かなスタートを切ります。比嘉選手は左ジャブを駆使して主導権を握り、堤選手はそのスピードと技術に警戒しながら応戦。しかし、試合が進むにつれて堤選手はダメージを負い、特に4回目には偶然のバッティングによって右目上が切れるというハンディキャップを抱えることになりました。皮肉にも、この状況は比嘉選手にとっての好機となり、試合の流れが変わるきっかけとなりました。

両者の回想

試合の中で、驚くような攻防が繰り広げられます。9回、比嘉選手の左フックが堤選手を捉え、ダウンを奪いますが、堤選手もすぐに反撃し、比嘉選手をもダウンさせるという底知れぬ根性を見せつけます。試合後、両者は「記憶がない部分も多いですが、映像で見ると楽しい」と笑いながら振り返り、彼らの友情が試合をさらに特別なものにしています。