JMS 2025で自動車整備士を体験しよう!
2025年10月31日から11月9日まで、東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show 2025」(JMS 2025)には、期待が高まる体験ブースがあります。その名も「チャレンジ!未来の自動車整備士!」。これは、自動車整備士という職業に子どもたちが触れ、自身の手でエンジンやタイヤを点検することで、その魅力を学ぶ機会となります。主催は自動車整備人材確保・育成推進協議会と国土交通省が協力して行うこのイベントは、自動車業界の次代を担う人材育成を目指しています。
自動車整備士が果たす役割
日本の自動車関連産業は、就業者数が約558万人と国内の就業人口のおよそ10%を占め、製造品出荷額は全製造業の約20%に相当する62兆7,942億円に達しています。自動車整備士は、その業界の中で安全・快適で、環境にも配慮したクルマの利用を支える重要な役割を持っています。しかし、少子高齢化による人材不足が深刻な課題となっており、自動車整備士の育成は喫緊の課題です。
体験ブースの内容
「チャレンジ!未来の自動車整備士!」ブースでは、以下の4つの体験が用意されています。
1. クルマの点検・整備の体験
- - 時間: 30分
- - 対象: 小学生
- - 内容: インストラクターに教わりながら、エンジンやタイヤ、ライトを点検する体験です。自動車整備士としての第一歩を踏み出してみましょう。
2. ボルト・ネジ締め付け体験
- - 時間: 20分
- - 対象: 未就学児から小学生
- - 内容: さまざまな工具を使って、異なる形や大きさのボルトやネジを締め付ける実践的な体験です。
3. エンジン分解・組立体験
- - 時間: 30分
- - 対象: 小学生
- - 内容: 実際のエンジンを分解し、再度組み立てることで、自動車の構造に対する理解が深まります。
4. 大型車ホイールナット緩み点検体験
- - 時間: 10分
- - 対象: 小学生
- - 内容: 特殊な点検ハンマーを使用して、ホイールナットの緩みをチェックする体験です。
各地での自動車整備士体験イベント
さらに、JMS 2025の開催に先立ち、各地域でも子ども向けの自動車整備士体験イベントが開催されます。自動車に興味を持つきっかけを提供し、地域の子どもたちが手に触れ、感じることのできるチャンスです。例えば、北海道や東北、関東、甲信越、中部、近畿、四国地方などで開催される予定です。これらのイベントは家族での参加もオススメです。子どもたちにとってクルマの世界が身近に感じられる絶好の機会となります。
自動車整備士の資格の魅力
自動車整備士は国が認定した職業資格であり、その資格は一生涯有効です。取得後もさまざまなスキルを磨くことができるため、キャリアの選択肢も広がります。このように、自動車整備士は安定した職業であり続けることが可能な魅力的な職業です。
未来の整備士を育てるために
自動車整備人材確保・育成推進協議会は、将来の自動車業界を支えるために、このようなイベントを通じて子どもたちの興味を引き、次世代の整備士を育成するために努力しています。ぜひ、家族でこの機会を逃さず、参加してみましょう。リアルなモビリティ社会の一端を体験できる貴重な機会です!