ルリーロ福岡の新たな挑戦！観戦体験を変える交通革命プロジェクト

NTTジャパンラグビーリーグワンに所属するルリーロ福岡が、新たなステージに向けた取り組みを開始しました。福岡県筑後地区において地域に根ざしたクラブとして活動し、400社を超える企業と連携しているこのチームが、新たに西部ガスグループとシェアサイクル「チャリチャリ」と共同でスタジアム周辺の交通課題解決を目指す実証実験をスタートさせます。

交通課題解決への第一歩

久留米市総合スポーツセンター陸上競技場をホストスタジアムとするルリーロ福岡は、試合開催日に多くのファンが集まるものの、駐車場不足や交通渋滞という深刻な課題に直面していました。この状況を改善し、観戦体験を向上させるために、同チームは西部ガスグループおよびチャリチャリとともに「地域に根ざし、人と地域をつなぐ」という理念に基づいて、様々な施策を実施していきます。

具体的には、今シーズンのホストゲームで「西部ガスのシェア車庫」という駐車場予約システムと「チャリチャリ」を利用し、駐車場の利用促進とシェアサイクルの併用を推進します。この取り組みは、地域の回遊性を高め、交通渋滞を緩和することを目的としています。

チケット販売に特典あり

特に注目すべきは、11月17日から開始される「NTTジャパンラグビーリーグワン2025-26 第2節ルリーロ福岡対狭山セコムラガッツ」のチケット販売。今回のチケットには、予約制駐車場を利用できる特典がついており、観戦客にとって非常に大きなメリットとなるでしょう。

ルリーロ福岡の強み

ルリーロ福岡は、特定の母体企業を持たない地域密着型のクラブとして、地域の人々と共に支えられています。試合を通じて地域に貢献し、スポーツの力で人々を結びつけることを目指しています。今回の実証実験は、同クラブが地域の活性化を図る新たな第一歩であり、これをきっかけにさらなる人の流れや観光の促進を実現できることが期待されます。

シェアリングサービスの紹介

「西部ガスのシェア車庫」では、地域の土地オーナーと駐車場を探すドライバーをマッチングするサービスが提供されます。これにより、自宅や商業施設、空き地などの利用されていないスペースを有効活用でき、ドライバーは事前に駐車場を予約して、ストレスのない駐車体験を得ることができます。一方、「チャリチャリ」は、スマートフォンから簡単に利用できるシェアサイクルを提供し、観戦客のラストワンマイルの移動を手助けし、地域の観光促進にも繋がります。

地域とファンをつなぐ未来を描く

このプロジェクトは、スポーツ庁が主催する令和7年度「スポーツオープンイノベーション推進事業（SOIP）」にも参加しています。各社の強みを活かし、地域との新しい共創の仕組みを構築していくことで、しっかりとした地域の活性化を実現することが求められます。

ルリーロ福岡、西部ガスグループ、チャリチャリの三者の協力によって、今後どのような新たな価値が創出されるのか、その持続可能な取り組みから目が離せません。