新世代ガレージロックデュオPACIFICA、注目のセカンドアルバムをリリース
アルゼンチン出身の新世代ガレージロックデュオPACIFICA(パシフィカ)が、待望のセカンドアルバム『In Your Face!』をリリースし、話題を呼んでいます。彼女たちはロサンゼルスを拠点に活動し、独自の音楽スタイルで瞬く間に注目を集めています。アルバムは、ギターの鋭い音色や皮肉混じりの歌詞が特徴で、特にフォーカス楽曲「Indie Boyz」では、パシフィカの魅力を詰め込んだ内容となっています。
フォーカス曲「Indie Boyz」
「Indie Boyz」は、ラストオーダーを終えた後の酩酊感漂う瞬間を絶妙に表現した楽曲で、パンチの効いたドラムとベースに乗せた歌詞は、束の間の恋心を巧みに描写しています。この曲は、彼女たちの自己認識と若者の混沌を映し出す鏡のような存在となっています。
アダムはこの曲について、「毎晩遊び呆けていた日々を振り返りながら、感じたことを書いていったら、結果として私たちの真実を表す曲になった」と語ります。混沌の中にも生きている実感があり、パシフィカの音楽は笑いやユーモアを大切にする姿勢を示しています。
複雑な恋模様とその後の成長
アルバム全体を通じて、PACIFICAは欲望や罪悪感、虚構と崩壊の狭間で様々なテーマを歌っています。「Fixer Upper」や「Just No Fun」では病んだ人間関係について、また「Gravity」では失恋を反抗的な態度で笑顔に変えています。これらの楽曲は、単なる恋愛の物語ではなく、現代の愛の複雑さを描写するものです。
魅力溢れる新アルバムのリリース
『In Your Face!』では、多様なコンセプトが盛り込まれています。光沢感と荒削りな感触、親密さと爆発力を兼ね備えたサウンドが特徴で、特にハイムやウェット・レッグといったアーティストの影響を受けつつ、PACIFICA自身の独自の音楽世界を切り開いています。このアルバムによって、彼女たちの音楽はさらに深化し、聴衆を惹きつける力を増しています。
初来日公演への期待
2023年12月には、PACIFICAの初来日公演が東京と大阪で行われます。両日ソールドアウトの東京公演に続いて、大阪でも追加公演が決定しています。このライブでは、レパートリーの中から新アルバムの楽曲も披露される予定です。ファンからの熱い支持を受けて、今後ますますの活躍が期待されるフレッシュなバンドです。
新しい音楽シーンの在り方を求め、PACIFICAはこれからのオルタナティブロックの旗手となることでしょう。彼女たちの音楽は、単なるエンターテインメントを超え、人々に共感と感動を与える存在です。