地域で広がる上映会
2025-12-09 11:58:31

映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の全国上映会が好評!地域をつなぐ輪が広がる

映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が引き起こす地域の波



2024年9月に公開される映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は、主演に吉沢亮を迎え、監督は呉美保が務めています。公開終了後も続く非劇場上映が全国で大きな反響を呼んでおりえ、各地で聴覚障害者への理解を深めるための取り組みとして注目されています。

上映推進プロジェクトの概要


ワンダーラボラトリーが製作を手掛けるこの作品は、各都道府県の聴覚障害者協会と連携し、地域単位で上映会を推進する動きが広がっています。このプロジェクトは、ろう者や手話に対する社会の認識を高めるための活動で、自身の視点から多様な生き方を描いたストーリーが、多くの共感を呼んでいます。

上映会は、2月から三重県津市を起点として始まりました。長崎県や群馬県などでは地元コミュニティが中心となって盛り上げる役割を果たし、チケットの売上金の一部を赤い羽根共同募金に寄付するなど、社会的意義も含めた形で地域の人々が力を合わせています。

上映会の思いと広がり


この上映会を通じて、「誰もが安心して暮らせる社会を実現したい」という主催者たちの強い想いが、全国各地で共鳴しています。参加者同士が集まり、さまざまな背景を持つ人々が理解し合える場を形成しているのです。視覚や聴覚に制約のある方々に対する配慮が行き届いたイベントが増えることで、より包括的な地域社会が実現することを目指しています。

3,000組以上の上映会主催者が連携


ワンダーラボラトリーは、認知症や介護、医療といった社会課題をテーマにした作品を企画・製作しており、全国には3,000組以上の上映会主催者といった大規模なネットワークが整っています。このネットワークを活かし、非劇場上映を通じてさらなるテーマの浸透と社会的理解が促進されているのが現状です。また、実際の映画に扱うテーマとして、映画『オレンジ・ランプ』は公開から2年で約14万人の観客を動員するなど、その影響力は様々な場面で証明されています。

映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の魅力


本作は、監督の呉美保が9年ぶりに長編映画を手掛け、作家の五十嵐大による自伝的エッセイを映像化したものです。脚本は『正欲』の港岳彦が担当し、主人公の繊細な心の動きを演じる吉沢亮の存在感は圧巻です。また、母親役を演じるのはろう者俳優の忍足亜希子で、ハートフルな親子の物語が展開されます。

コーダ(聴者として育った、きこえない親を持つ子供)の苦悩や成長、そして親子愛が見事に描かれたこの作品は、多くの人に感動を与えることでしょう。今後、この激動のコミュニティ活動がどのように展開されていくのかが大いに期待されます。

上映会への参加方法


興味がある方は、つながる上映会Naviのウェブサイトを訪問するか、ワンダーラボラトリーへの問い合わせを通じて上映会の情報を得られます。さまざまな地域で多様な受け入れ文化が広がっていますので是非参加してみてはいかがでしょうか。


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