新たな試み: エシカル×スポーツ×地域社会
エシカル協会が2025年9月9日にスタートする「サステナブル教育推進事業」では、地域でのサステナブル教育を担う人材の育成と派遣に力を入れます。この新たな試みは、プロサッカークラブ湘南ベルマーレや茅ヶ崎市、株式会社shikakeruとの共同プロジェクト「サステナトレセンProject.」に参画することから始まります。このプロジェクトは、次世代のサステナビリティ人財を育成するための新しい教育プログラムとして、2024年に発足します。
「サステナトレセン」とは、「世界はたのしく変えられる」という合言葉のもと、地域の次世代リーダーを育成する意欲的なプログラムです。このプロジェクトの第2年目には、エシカル協会が本質的なサステナビリティの視点を取り入れて参画することになります。
具体的には、エシカル協会が提供する講座や研修を受けた人材である「エシカル・リーダー」を派遣し、地域で活動するサステナビリティ志向の企業や学校の教師たちへの研修を行います。また、子どもたちのアイデアに対する評価もサステナビリティの観点から行い、地域社会に密着したサポートを展開します。
事業の背景
近年では、学校教育の中でサステナビリティやエシカルに関する教育の重要性が高まっていますが、現場の教職員に対しては多くの負担がのしかかっています。地域社会全体でこれらの問題を共有し、共に学び合う仕組みを整えることこそが、「サステナブル教育推進事業」の目的です。教育現場においてエシカル・リーダーがサポート役となり、教師や子供たちとともに成長していくことで、持続可能な社会を実現するための基盤が築かれるのです。
「サステナトレセンProject.」とは
このプロジェクトは、湘南ベルマーレが地域のSDGs/サステナビリティ推進に貢献するためのプログラムです。具体的には、小学生の探求学習を通じて地域の未来を担う「サステナプレイヤー」の育成を目指します。
2025年度には、茅ヶ崎市の小学校での実施が予定されており、そこから更に全国展開を視野に入れています。子供たちは、4つのステップを経てサステナビリティについて学び、自分たちのアイデアを形にする実践に取り組みます。
未来の展望
今年度の「サステナトレセンProject.」のスタートを皮切りに、全国に広がるエシカル・コンシェルジュを活かして、地域ごとにサステナビリティを学ぶ環境を整えていきます。公式HPやSNSを通じて、最新情報を発信し続ける予定です。これにより、さまざまな地域でエシカル理念を学ぶ機会が提供されることとなるのです。
エシカル協会のミッション
エシカル協会の代表理事である末吉里花は、この新たな取り組みに対して深い期待を寄せています。教育の現場で子供たちがどのように変化していくのかを楽しみにしながら、エシカル・リーダーを通じて持続可能な社会の実現を目指していきます。"
この取り組みは、子どもたちだけでなく大人にとっても変化の機会となることが期待されています。地域全体で子どもたちの未来を支えていく姿勢が求められている今、今回のプロジェクトはその一つの在り方を示しているのです。
最後に
このような新しい取り組みが全国に広がり、エシカルな価値観が根付くことで、持続可能な社会の実現に向けて一歩を踏み出すことができることでしょう。