ドキュメンタリー『AIが消し去る声』が世界を席巻！受賞歴と上映予定を紹介

ドキュメンタリー『AIが消し去る声』が国際的に評価

近年、テクノロジーの進化に伴い、AIの利用範囲が急速に広がっていますが、その影に潜む問題に目を向けることが求められています。現代美術家の窪田望が監督したドキュメンタリー『AIが消し去る声』は、AIの進化の裏側に潜む「マイノリティの排除」というテーマを取り扱った作品です。近日、この作品が4つの国際アワードを受賞、さらに8カ国での公式上映が決まりました。

受賞歴と評価

『AIが消し去る声』は、以下の国際映画祭やアワードでの受賞歴があります：

- CENRETA Art Award（タイ） - Grand Prize（最優秀賞）
- ICP Entertainment Film Festival（米国） - Best Humanity Film
- Holywood Stage Script Film Competition（米国） - Best Short Documentary
- 14th Delhi Shorts International Film Fest-25（インド） - Best Documentary

また、他の映画祭でもノミネートおよびセミファイナリストとして選出され、国際的な評価を受けています。

日本での上映予定

このドキュメンタリーは、2025年12月に東京ドキュメンタリー映画祭で公式に上映されることが決定しています。特に、12月10日（水）の上映後には、監督の窪田が舞台挨拶を行い、作品についての解説を行います。さらに、AI BB東京 2025 冬では上映後にトークセッションも設けられ、参加者と一緒に「AIと倫理」についてのディスカッションが行われます。

作品のテーマ

本作品は、AI専門家である窪田が「AI社会における分類の暴力」として、生まれつき5本指ではない裂手症の当事者やその家族、医療従事者へのインタビューを通して描かれています。彼らの暮らしは、AI技術の進化の中でどのように取り残されているのかを浮き彫りにし、社会的な対話を促進することを目指しています。

特別イベント

東京ドキュメンタリー映画祭2025では、特別上映に続いてトークセッションが開催され、NPO法人Hand&Footの代表・浅原ゆきさんやインフルエンサーのすらいむさんも参加します。このイベントは、AI技術の社会的影響について知識を深める絶好の機会です。

窪田望の活動

窪田は、AI専門家としての側面も持ちながら、国内外で多くのAI特許を有し、20年近くにわたりデータ解析やAI技術を研究してきました。彼は、AIの進化によって生じる社会的不公平について警鐘を鳴らしており、特にマイノリティの生き様を無視することがあってはならないと、作品づくりを通して訴えかけています。

彼の作品が国際的に評価されたことを受けて、広範な議論が展開されていくことを期待しています。ぜひ、公式サイトや映画祭の詳細情報をチェックして、上映会への参加を検討してみてください。