世界最大のチャリティーラン「Wings for Life World Run 2025」
2025年5月4日(日)の午後8時、日本時間で開始される「Wings for Life World Run」は、世界中のランナーが一斉に走り出す注目のイベントです。この大会は、非営利の脊髄研究財団であるウィングス・フォー・ライフ財団が主催しており、参加費の全額が脊髄損傷治療の研究に寄付されます。
昨年の参加者数は圧巻で、169カ国から265,818人が集まり、脊髄損傷治療に約13億3,662万円が寄付されました。この記録的な数値は、チャリティー活動としても大きな意義を持つものです。2024年のイベントでも世界的な記録を達成したことから、今年もさらなる高みを目指します。
名選手たちが参加決定!
今年度には、サッカー界の名監督ユルゲン・クロップなど、著名なアスリートが参加します。その他、ファッションモデルでフリースタイルスキー中国代表のアイリーン・グーや、自転車ロードレース選手のプリモシュ・ログリッチも名を連ねています。日本からは、スキージャンプの英雄・小林陵侑選手や、スノーボードの小野光希選手といったスター選手が東京会場に参加、さらにフリースタイルサッカーのYu-ri選手やeスポーツアスリートのaMSa選手も参加予定です。
また、日本公式アンバサダーとして、脊髄損傷で車いすアイドル活動をしている猪狩ともかさんや、人気の車いすYouTuber渋谷真子さん、元プロ野球選手の赤星憲広さんも参加し、多くの人々に夢と希望を届けます。
特殊な競技形式と参加方法
「Wings for Life World Run」では、他のランニングイベントとは異なる競技形式が採用されています。スタートから30分後に「キャッチャーカー」と呼ばれる追跡車がスタートし、参加者を追いかけます。参加者は、キャッチャーカーに追いつかれる前にゴールを目指す必要があり、逃げ切った距離が自身の成果となります。この形式が、ランナーたちにさらなる挑戦意欲を与えています。
今年は、国内で東京、福岡、広島、大宮といった主要都市で「アプリランイベント」も開催されます。これは、スマホアプリを使って好きなコースを走る「アプリラン」と、参加者が特定の会場に集まって共に走るイベントです。アプリをダウンロードすれば、どこにいても参加可能で、特定の会場であれば有名アスリートと共に走ることもできる特典があります。
事前登録と重要な情報
参加登録は公式サイトから可能です。参加資格は16歳以上で、参加費は3,900円(税込)。これもすべて脊髄損傷治療の研究資金となります。なお、天災や事故等でイベントが中止となった場合には、参加費の返金は行われないので、参加される方はこの点も理解しておきましょう。
大会当日は、「Wings for Life World Run Live Experience」という専用のライブ配信が行われ、参加者の位置を追跡したり、インタビューを視聴したりできる特別な体験が待っています。全世界のランナーと繋がる絶好の機会なので、興味がある方はぜひ事前に登録して挑戦してみてください。
ウィングス・フォー・ライフ財団について
ウィングス・フォー・ライフ財団は、脊髄損傷の治療法を見つけるために設立された非営利団体です。2004年以来、その活動により世界中の数多くの研究プロジェクトに資金を提供し、着実な進展が見られています。そのため、「Wings for Life World Run」は、単なるスポーツイベントではなく、多くの命を救う貴重なプロジェクトの一環として、多くの人々に支持されています。
今回のイベントは、是非とも多くの人に参加してもらい、共に新しい世界記録に挑戦していきましょう。