「そのとき、歌は流れた」昭和名曲の魅力
BS日テレで放送される特番「そのとき、歌は流れた」では、昭和の歌謡界を代表するレジェンドたちが集まり、名曲の背景やその魅力について語り合います。特に注目したいのが千昌夫さん、北原ミレイさん、そして沢田聖子さんの3名です。
昭和名曲の背景
昭和時代には、音楽が生活の一部であり、街中のラジオやテレビから流れるメロディーは誰もが口ずさむものでした。昭和の歌は、時として恋の歌として、また時には自身の人生の応援歌として、多くの人々に寄り添ってきました。この特番では、彼らの歌がどのように人々の心に響いたのかを掘り下げます。
千昌夫の「望郷酒場」
千昌夫さんは、「望郷酒場」がミリオンセラーになった背景について語ります。解説者の富澤一誠氏の言葉を借りると、「望郷酒場」は聴く人の心のリトマス試験紙のような存在であり、故郷を思う気持ちが赤くなるというものでした。千昌夫さんも、自分が「田舎者」と思われたくないという気持ちがあることを披露し、その中で歌の選び方が影響を与えたことを明かしました。
北原ミレイの「石狩挽歌」
北原ミレイさんは「石狩挽歌」を歌うことへの拒否感を実直に語ります。彼女は、ロマンチックな曲でデビューしたかったにもかかわらず、実際には衝撃的な歌である「石狩挽歌」を受け取った経緯を赤裸々に明かしました。その背景には、作詞のなかにし礼さんの意図や期待が詰まっていました。彼女は一度はこの曲を返却しようとしたものの、最終的に名曲へと昇華された経緯は興味深いものです。
侘びしいテーマを扱う「春」
北原さんが語るのは、もう一つの彼女の名曲「春」についてです。この曲は実際に起こった家族の悲劇を基に書かれたもので、彼女は歌うことに対する戸惑いや恐れを感じていたことを吐露しました。この曲がどのようにして名曲となったのか、その道のりには深い感情が絡んでいます。
沢田聖子の「走って下さい」
沢田聖子さんにとって「走って下さい」は、自らの成長や新たな挑戦を促す曲だったと語ります。彼女はデビューから数年、周囲の期待に応えるプレッシャーを感じていた中で、自分自身を奮い立たせるために書いたこの曲の誕生秘話を披露します。実際に彼女がどんな心境で詞を書いたのか、歌うことの意味を touch upon しています。
昭和名曲リスト
特番では、以下の名曲が紹介されます:
- - 知りすぎたのね(ロス・インディオス)
- - 恋の奴隷(奥村チヨ)
- - 石狩挽歌(北原ミレイ)
- - 北国の春(千昌夫)
など、多くの名曲が登場する予定です。
最後に
この特番「そのとき、歌は流れた」は、ただの音楽番組ではなく、昭和という時代を背負った人々の思いが詰まった貴重な時間です。時代を彩った名曲たちが、今再び、私たちの心を打つ瞬間を楽しみにしましょう。6月11日(水) 20:00からの放送をお見逃しなく!