音楽教育の扉
2025-09-18 11:34:13

障がい児も楽しめる音楽教育、Ami.porteが切り開く新しい世界

音楽はボーダレス:Ami.porteが拓く新たな可能性



近年、義務教育段階の児童生徒数が減少する一方で、特別支援教育を受ける子どもたちの数は倍増しています。このような状況の中で、障がいのあるお子さまが音楽を通じて成長の機会を得ることが難しい現実があります。特にピアノのレッスンは、多くの家庭が受け入れを拒否される状況に直面しています。そんな中、エリアによってピアノレッスンを展開するAmi.porteは、障がいのあるお子さまでも楽しむことができる音楽の可能性を広げる努力をしています。

音楽を通じた変化の瞬間



Sちゃんの体験



Sちゃん(仮名・6歳)は、自閉症スペクトラムを抱えて育っています。初めて参加したグループレッスンでは、周囲の子どもたちとの関わりを避け、教室の隅に座っていましたが、音楽が流れ始めると自然に体が動き始めました。同じクラスの仲間が「一緒にやろう!」と声を掛けると、彼女は戸惑いながらも外に出てきて仲間に加わりました。その瞬間、教室の空気は一変し、温かい雰囲気に包まれました。お母様は涙しながら、「学校ではいつも一人なのに、ここではこんなに楽しそうにしている」と語りました。

Aくんの発見



Aくん(仮名・8歳)は、重度の知的障がいを抱えています。ピアノに対して不安を抱えながら教室を訪れたAくんですが、明るいメロディに引き寄せられ、少しずつ鍵盤に手を伸ばしました。それから音を奏でることに夢中になり、笑顔で繰り返し弾く姿に、お母さまも感動し、涙を流しました。「他の教室ではできないと言われていたのに、ここでは本当にできるなんて!」と驚きと喜びの中で呟きました。

Ami.porteの指導理念



Ami.porteでは、音楽を「教える」のではなく、「引き出す」指導が大切にされています。レッスンは「子どもは子どもの時間、親は親の時間」と設計されており、普段付き添いが必要なお母様たちが一息つける時間を提供しています。レッスン中は、子どもたちが音楽の世界に没頭し、親たちは心のリフレッシュを図ることで、家族全体に笑顔をもたらしています。

代表のメッセージ



代表の神野由香氏は「音楽の前に、境界線はいりません。どんなお子さんにも“できる”瞬間がある。その扉を開き続けることが、私たちアミポルテの使命です」と語ります。このような取り組みは、教育と福祉に関心を持つご家庭や地域社会にとって新しい学びと文化活動の形となることを目指しています。

会社情報



Ami.porteは、長野県長野市に本社を置くLaboratous株式会社が運営しています。これまで全国で約30拠点を持ち、2003年の設立以来、障がいのあるお子さまが楽しめるピアノ教室や幼児英語「プリトーン」など、多様なサービスを展開してきました。

音楽を通じての心の交流は、障がいの有無に関わらず、すべての子どもにとって特別な経験となります。Ami.porteは、そんな特別な瞬間を多くの子どもたちに届け続けています。


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