第3回「日本みどりのゆび舞台芸術賞」受賞劇団の発表
2026年6月30日、公益財団法人日本フィランソロピック財団は、第3回「日本みどりのゆび舞台芸術賞」の受賞劇団を発表しました。受賞劇団は、いいへんじ、劇団印象-indian elephant-、OiBokkeshi、劇団温泉ドラゴン、幻灯劇場、Project Nyx、métro、MONO、ゆうめいの9団体で、いずれも東京都を中心に活動しています。
日本みどりのゆび舞台芸術賞とは
「日本みどりのゆび舞台芸術賞」は、演劇の力で人々の心を豊かにしたいという思いから、2023年に設立されました。演劇界の支援が不足している中で、特に新型コロナウィルスによる影響を受けた劇団たちをサポートするための取り組みとして位置付けられています。本賞は、国内で優れた演劇活動を行う劇団を表彰することで、その知名度向上と財政面の支援が期待されています。
受賞劇団には以下の賞が授与されます:
- - 大賞 (副賞250万円):優れた功績を認められた劇団
- - HOPE賞 (副賞120万円):活動が10年未満の優れた劇団
- - 選考委員賞 (副賞15万円):独自の功績が評価された劇団
今年は大賞に該当する劇団はありませんでしたが、この賞を通じて数々の新しい才能が現れることが期待されています。
受賞劇団のご紹介
いいへんじ
早稲田大学出身の演劇団体で、2016年に結成。コミュニケーションの面白さを探求し、観客との間に生まれる共感を大切にした演劇を目指しています。主な作品には『友達じゃない』や『われわれなりのロマンティック』があります。
OiBokkeshi
介護福祉士の菅原直樹が中心となり、2014年に岡山で設立。高齢者や介護者と共に演劇を創作し、認知症ケアへの取り組みが注目を集めています。演劇を通じて、超高齢社会の課題に向き合っています。
ゆうめい
舞台や美術、映像表現など幅広いジャンルで活動する団体。個々の体験を掘り下げ、それをもとに作品を作り上げています。2025年には全国ツアー公演を計画中です。
MONO
1989年に設立された劇団で、ユーモアを交えた人間関係を描く作品で評判です。様々な受賞歴を持ち、特に群像劇に定評があります。
劇団印象-indian elephant-
2003年に設立され、ナショナリズムや芸術家の関係をテーマにした作品で知られています。2023年には「犬と独裁者」で北海道戯曲賞優秀賞を受賞しました。
劇団温泉ドラゴン
多様な劇作家の個性を活かし、愛や国家といったテーマに挑戦し続けています。韓国との共同創作も積極的に行っています。
幻灯劇場
2013年に設立され、様々なアーティストと協力し、挑戦的な作品を世に送り出しています。国内外で多様な演出が評価されています。
Project Nyx
2006年に立ち上げられた実験演劇ユニット。様々なアート指向を持つ多才なアーティストが集まり、斬新なパフォーマンスを生み出しています。
métro
近代文学をテーマにした作品や社会派喜劇を手がけている演劇ユニット。文学の芸能化に挑戦し続けており、特にその独創的なアプローチが注目されています。
これらの劇団は、演劇の未来を切り開く存在として、今後の活動が非常に楽しみです。演劇が持つ力を再確認するとともに、それを支える文化がより豊かになることが期待されます。