韓日国交正常化60周年記念講演「韓国手帖」第3弾が大阪で開催

韓日国交正常化60周年記念講演「韓国手帖」第3弾

2025年11月29日（土）、駐大阪韓国文化院のヌリホールにて、『韓国手帖』と題された講演シリーズの第3弾が実施される。このイベントは、韓国文化の多様性を再発見し、日韓の理解を深めることを目的としており、今年で60周年を迎える韓日国交正常化の機会を活かした企画である。
今回の講演では、韓国在住の文化系ライター成川彩氏がゲストスピーカーとして迎えられ、「韓日の映画界をつないだ人たち ― 国交正常化から60年の歩み」というテーマで講演を行う。
成川氏は、元朝日新聞記者であり、文化を中心に取材してきた実績を持つ。その後、韓国に渡り映画を研究する中で、両国間の映画交流の歴史に深く精通するようになった。今回の講演では、国交正常化以降の韓日映画人たちの交流や、韓国映画が日本でどのように受容されているのかについて、わかりやすく解説する予定だ。
この講演は、同日開催される「第11回大阪韓国映画祭」と連携し、生涯にわたる韓日文化交流の歩みを掘り下げる機会となる。韓国映画の歴史を紐解きながら、両国の文化的つながりを多角的に探る時間を提供する。
近年、韓国映画への関心が高まる中で、講演には多数の応募が寄せられ、事前申し込みが必要となるほどの人気を集めている。申込締切は11月18日（火）であり、関心のある方はお早めに申し込むことをお勧めする。参加は無料だが、抽選制となっているため詳細は大阪韓国文化院のホームページをチェックしておこう。

概要

- イベント名: 韓日国交正常化60周年記念講演「韓国手帖」第3弾「韓日の映画界をつないだ人たち」
- 日時: 2025年11月29日(土) 14:00～15:30
- 会場: 大阪韓国文化院ヌリホール
- 講演者: 成川彩
- テーマ: 韓日の映画界をつないだ人たちー国交正常化から60年の歩みー
- 主催: 駐大阪韓国文化院
- 入場: 無料（事前申込・抽選制）

参加希望者は、事前に申し込むことを忘れずに。韓国文化のさらなる理解を深める良い機会となること間違いなし。

詳細URL: 大阪韓国文化院ホームページ

講師プロフィール

成川彩（なりかわあや）
韓国在住の文化系ライターであり、2008年から2017年にかけて朝日新聞記者として文化に関する取材を行っていた。2017年にはソウルの東国大学大学院へ留学し、2025年の博士課程卒業を目指している。中央日報や共同通信など、日韓の多様なメディアで執筆活動を行い、KBS WORLD Radioの日本語番組では韓国の本や映画を紹介している。2023年には『現地発韓国映画・ドラマのなぜ？』（筑摩書房）、2024年には『映画に導かれて暮らす韓国』（CUON）を出版。また、鶴峰賞言論報道部門大賞も受賞している、注目の文化人である。

この貴重な機会を通じて、韓国映画とその文化的背景についての理解を深めることができるだろう。