藤原慎也、アフリカ・エコレース2025を完走しダカールに挑む！

トライアルライダーの藤原慎也が、2025年のアフリカ・エコレースを無事完走し、2026年のダカール・ラリーへの道を切り開きました。今回は、彼の挑戦の過程や達成した成果について詳しくご紹介します。

チャレンジのスタート

藤原選手は、2024年12月31日から2025年1月12日まで開催された「アフリカ・エコレース2025」に参戦しました。このレースは、モナコを出発し、モロッコ、モーリタニアを経てダカールまでの約6,000kmを走破する過酷なもので、彼にとって挑戦の連続でした。

昨年秋には約2,500kmを完走した「モロッコ・ラリー」にも参戦し、この経験が彼の成長に繋がりました。しかし、アフリカ・エコレースに向けた準備はスムーズには進みませんでした。

苦境を乗り越えて

レースのスタート直前に新たに発注していたマシンが届かず、急遽レンタルマシンで挑むことになりました。整備状況は満足のいくものではなかったものの、藤原選手は仲間からの支援を受け、なんとか準備を整えました。特に、過去にアフリカ・エコレースを完走した仲間の杉村氏の協力が大きな助けとなりました。

マシンのトラブルやナビゲーションの不調に見舞われながらも、彼は12日間の冒険を乗り越えました。特にステージ6で4位、ステージ8で7位に入賞するなど、トップライダーたちに引けを取らない活躍を見せました。

新たな戦技の発見

藤原選手は、ステージ7でのナビゲーションミスを経て、ハイスピードでツーリングを行うスタイルを体得しました。このアプローチは功を奏し、ステージ8で見事な成績を収めました。「ナビゲーション能力の差が課題」と語る一方で、スピードの面では自信を持つようになったとのこと

強風で中止となったステージ9を挟んで、続くステージ10では優れたパフォーマンスを維持し、トップ集団との走行も実現しました。目を見張る成長を遂げた藤原選手の姿が、彼の更なる挑戦を後押しします。

課題と展望

しかし、ナビゲーション能力の不足は今後の大きな課題です。藤原選手は、トップライダーたちの卓越したナビゲーション技術に驚き、これが自分との違いであると感じています。彼の目指す2026年のダカール・ラリーに向けて、これを克服しなければなりません。

まとめ

それでも、全12ステージを走破し、総合22位で完走を果たした藤原選手にとってこの成果は大きな自信となっています。過去の経験を活かし、さらなる高みを目指す彼の姿勢は、多くのファンに勇気を与えることでしょう。「2026 ダカール・ラリー」に向けた挑戦はまだ始まったばかりですが、藤原選手の成長と進展に期待が高まります。今後も彼とそのチームを応援し続けていきましょう！