『白の花実』サン・セバスティアン
2025-10-02 16:39:50

坂本悠花里監督の長編デビュー作『白の花実』がサン・セバスティアン映画祭で絶賛!

坂本悠花里監督の長編デビュー作『白の花実』がサン・セバスティアン映画祭で絶賛!



昨年、特定非営利活動法人映像産業振興機構のプロジェクト「ndjc」による支援を受け、坂本悠花里監督が長編映画デビューを果たしました。作品名は『白の花実』。本作は第73回サン・セバスティアン国際映画祭のNew Directors部門に正式に招待され、ワールドプレミアとして本場スペインで上映されました。

この映画祭は、若手監督たちにとっての登竜門として知られており、名だたるフィルムメーカーが出展する中で、坂本監督の作品はクロージング作品としての位置づけを与えられました。坂本監督はプロジェクト内で企画や脚本開発を行い、プレゼンテーションを経て映画化に結びつきました。プロデューサーを務めたのは、講師でもあった山本晃久氏です。

映画祭当日、坂本監督と主演女優の美絽さんが現地に参加し、上映後には約600人の観客からスタンディングオベーションが贈られました。「見たことのない新しい少女映画」との高評価も受け、今後の活躍が期待されるこの作品。観客の心に響く作品を作り上げた坂本監督の努力は、数々の感謝の言葉あとに表れました。

坂本監督は上映後の感想として、「この企画が実現するとは思ってもいなかった」と述べ、多くの方のおかげで作品が完成したことへの感謝の気持ちを強調しました。スポットライトの中でスクリーンを見つめ、その背後にいるスタッフやキャストを思い浮かべたと語ります。

『白の花実』は物語の中心に、少女・杏菜の生き様を描いています。周囲に馴染めない彼女が全寮制の女子校に転校し、完璧なルームメイトが自ら命を絶つという tragicな出来事を経験します。その後、杏菜は彼女の遺した日記を通じて、彼女の内なる苦悩や未練に触れていきます。

「完璧な少女は、なぜ飛び降りたのか?」という問いは、残された杏菜と栞の心に徐々に染みわたり、彼女たちの成長を描きます。甘美でありながらも深いテーマを持つ本作は、12月26日(金)に日本での公開が予定されています。新宿武蔵野館やヒューマントラストシネマ渋谷をはじめ、全国各地での公開が待たれています。

また、2025年には東京国際映画祭でのアジアン・プレミアも決定しており、さらなる注目が集まることが予想されます。坂本監督の手掛けたこの映画には、多くの映画ファンが期待を寄せています。ぜひとも、公開日を心待ちにしていてください。「ndjc」は若手映画作家の育成プロジェクトとして以降も注目です。今後の彼女の活躍に、目が離せません!

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  • - 坂本悠花里監督
  • - 美絽主演
  • - 作品『白の花実』
  • - プロデューサー:山本晃久
  • - 映画の公開日は12月26日
  • - 公式サイト(こちら


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