スポーツとアートで地域をつなぐ！ベルテックス静岡の新たな挑戦

静岡県を拠点に活躍するバスケットボールチーム、ベルテックス静岡が新たな取り組み「VELTEX ART GALLERY」を立ち上げ、スポーツとアートの力で地域課題を解決しようとしています。このプロジェクトは、日本財団と協力し、地域の参加者にアートを通じて交流の場を提供することを目的としています。

まちづくり支援の背景

「B.LEAGUE×日本財団まちづくり助成」は、スポーツを利用して地域の課題を解決し、地域活性化を目指す取り組みです。B1、B2リーグの全クラブを対象に、2025年度には新たな事業提案が求められ、すでに12クラブが採択されています。このプログラムは、地域に合ったまちづくりを支援し、年間約1.4億円の貢献を期待されています。

VELTEX ART GALLERYの活動内容

「VELTEX ART GALLERY」は、スポーツとアートのコラボレーションを通じて多様な人々が参加できるワークショップを開催します。知的障がいのある方や地域住民がアート制作に加わることで、共生社会のメッセージを広めていくことが狙いです。ワークショップで生まれた作品は、ホームゲーム会場や地域の施設に展示され、スポーツを通じて地域の一体感を生み出します。

ワークショップの日程と場所

2025年には、以下のワークショップが計画されており、参加者を広く募っています。これらのイベントは、地域住民がアートに触れる機会を提供するとともに、制作された作品が地域のイベントにて展示される予定です。

- WS③ 2025年12月18日（木） 10:30-14:00 静岡北特別支援学校
- WS④ 2025年12月27日（土） 10:00-12:00 エスパルスドリームプラザ
- WS⑤ 2026年1月31日（土）トヨタユナイテッド静岡浜松和田店（時間未定）

各ワークショップの後には、取り組みの成果として展示されるイベントが予定されています。例えば、第22節に行われる山形ワイヴァンズ戦では、数々のアート作品が披露されることになります。

地域のつながりを生み出す

本プロジェクトの最終的な目標は、スポーツを通じて活性化された地域において、アートによって人々の多様な表現が尊重される文化を育むことです。アートの力で、地域住民がスポーツファンや福祉関係者と一緒になり、より良い社会を形成するための“もうひとつのコート”を提供します。

実施に関わるアートディレクター

このプロジェクトの計画を担当しているのは、福祉に関する社会的デザインに特化した組織NODDです。彼らは、地域や企業、福祉施設と連携して、アートを通じて人々のつながりを作り出すことを使命としています。今回の提携により、スポーツとアートの新たな融合が生まれ、地域に貢献する姿勢が強化されます。

まとめ

「VELTEX ART GALLERY」は、ベルテックス静岡のバスケットボールを基盤に、地域活動を拡大し、人々が共生する社会を設計するための取り組みです。参加者が地域社会の一部としてアートを楽しむことができる場を創出し、多様な表現が共存する未来を見据えています。静岡からこの新しい試みが発信される日を楽しみにしましょう。