インドの新工場開設
2025-06-25 15:38:20

インドでの車輌射出成型事業の拡大: 新たな工場が稼働予定

インド・プネに新たな射出成型工場を設置



積水化学工業株式会社が、新たにインド・プネにおいて車輌射出成型品の生産を行う工場を設立することを発表しました。この新工場はインドでの6番目の拠点となり、2026年1月に稼働が開始されることが予定されています。今回の投資額は約5億円であり、インドにおける同社の事業拡大を目指した重要なステップとなっています。

新工場開設の背景



積水化学は、同社の高機能プラスチックスカンパニーが推進するモビリティ分野において、射出成形事業を中核事業と位置付けています。この取り組みは、インド国内のモータリゼーションの進展を背景に進められており、2011年に地元企業Dipty Lal Judge Mal Private Limitedとの合弁で設立されたセキスイDLJMモールディングは、その第一歩でした。プネエリアは多くの自動車メーカーが集まる成長著しい地域であり、今回の新工場設立は非常に戦略的な選択といえます。

プネ工場の詳細



新工場の所在地はマハーラーシュトラ州プネ県のチャカン地区であり、広大な敷地面積10,044㎡、延床面積6,288㎡を誇ります。生産されるのは四輪と二輪の車輌向けの射出成型品であり、最新の技術を駆使して効率的に生産が行われる予定です。これにより、インド国内における生産能力は約15%向上される見込みです。

事業のさらなる展開



セキスイDLJMモールディングは、プネ工場の運営を通じて売上高を2030年に200億円を目指しています。これにより、インド市場でのシェアをさらに拡大し、多様なニーズに応えるための体制を整えていく必要があります。また、合弁先であるDipty Lal Judge Mal Private Limitedは、1984年設立以来、射出成型品の製造・販売に注力してきた企業であり、協力関係をより強化していく予定です。

各社の紹介



積水化学工業株式会社


  • - 設立: 1962年
  • - 本社: 東京都港区
  • - 売上高: 218億円(2024年度、海外グループ会社含む)

Dipty Lal Judge Mal Private Limited


  • - 設立: 1984年
  • - 事業内容: 射出成型品の製造・販売(家電関連等)
  • - 従業員数: 428名

SEKISUI DLJM MOLDING PRIVATE LIMITED


  • - 設立: 2011年
  • - 事業内容: 車輌部品の射出成型品の製造・販売

この新たなプネ工場は、今後のインド市場における積水化学の成長ストーリーにおいて大きな役割を果たすでしょう。事業の拡大と共に、自動車産業の進化を支える役割を担うことが期待されています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

関連リンク

サードペディア百科事典: 積水化学 プネ 射出成型

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。