2025年1月29日から31日、東京ビッグサイトで開催された国内最大級の3DプリンティングおよびAM技術の総合展示会「TCT JAPAN 2025」で、株式会社システムクリエイトが出展しました。その成果をレポートします。
展示会は、42,089名の来場者を迎え、「広がる3Dプリンティングの活用」というテーマのもと、様々な革新的なソリューションを紹介しました。特に注目を集めたのは、シリコーン製品の型レス製造を可能にするLynxter S300X、最終製品に使用する樹脂を用いた造形ができるTumaker NX Modular、そして木型製造のプロセスを大幅に短縮するソリューションです。
型レス製造の第一歩:Lynxter S300X
Lynxter S300Xは、二液性シリコーンを型を使わずに直接造形できる3Dプリンターです。この技術により、従来の製造方法よりも迅速かつ効率的に製品化が可能となりました。ブースでは、来場者からの関心が高く、製造方法に関する様々な質問を受けました。
最終製品向けの樹脂造形:Tumaker NX Modular
もう一つの注目製品、Tumaker NX Modularは、ペレットを利用したデスクトップ型の3Dプリンターです。これにより、製品開発ではなくてもフィラメントに依存せず、幅広い材料での製造が可能となりました。この取り組みは、環境問題への対応としても注目され、多くの企業から支持されています。
木型製造のイノベーション:CreatBot D600 Pro2
木型の製造は、これまでに時間とコストがかかる工程でした。しかし、CreatBot D600 Pro2を利用することで、600mm角の木型をダイレクトに造形でき、さらには磨き処理を施すことで高品質な木型に仕上げました。この方法により、企業はコストと時間の大幅な削減を実現できるため、多くの来場者から共感を得ました。
展示ソリューションの見学について
これらのソリューションは、システムクリエイトの本社で見学することが可能です。興味のある方はぜひ、お問い合わせください。
システムクリエイトのご紹介
システムクリエイトは、ものづくり企業のための総合的なソリューションプロバイダーとして、3Dプリンターやスキャナー、CAD/CAMソフトウェアなど幅広いサービスを提供しています。1992年の設立以来、蓄積したノウハウを活かし、受託造形も行っています。多様なニーズに応える3D技術を駆使し、企業の生産性向上をサポートしています。