1900年代から80年代までの名車を網羅した『クラシックカー大全』が発売

クラシックカー大全の魅力

自動車の歴史は、文明の証ともいえる動く文化遺産です。そんな自動車文化を深く掘り下げた一冊『クラシックカー大全』が、10月28日に河出書房新社から発売されます。この本には、1900年代から1980年代までの名車約200台が豊富なビジュアルとともに掲載され、自動車が作り出した夢と挑戦の歴史を辿ることができます。

魅力的な著者と熱いメッセージ

著者の小國麻実さんは、300台以上のクラシックカーに携わってきた経歴を持つ専門家です。彼女は、クルマの持つ物語や魅力を引き立てるために、豊富な情報を集め、国内外の自動車文化についても広く網羅しています。著名人たちも本書について熱いコメントを寄せています。例えば、近藤真彦さんは、名車を通じて子ども時代の思い出が蘇ると語り、鈴木亜久里さんは幅広く詳細な情報が詰まった唯一無二の書籍であると称賛しています。

本書の内容と構成

『クラシックカー大全』は、約200台の美しいクラシックカーの実車写真を掲載し、それぞれの車が持つ背景や時代の流れを解説しています。

第1章：世界のクラシックカー

本章では、メルセデス・ベンツやフォード、ロールス・ロイスをはじめとする世界の名門自動車メーカーの歴史や特徴、代表的な名車を紹介します。それぞれのメーカーが時代を如何にして進化させてきたか、その軌跡を学ぶことができます。特に、1930年代のデソートエアフローや、1960年代のフォード・マスタングなど、各時代の象徴的なモデルに焦点が当てられています。

第2章：日本のクラシックカー

日本の自動車産業の先駆け、日産、ホンダ、トヨタ、マツダ、三菱といったメーカーによるクラシックカーの歴史を振り返ります。日本の自動車の成り立ちと、時代に応じたデザインの変遷を理解することで、我々の国の自動車文化を再認識させられます。

第3章：時代ごとの名車

本章には、1900年から1980年代の名車が10年ごとに紹介されています。それぞれの車は、設計影響や当時の社会的背景と共に解説され、単なるスペックやデザインだけでなく、その車にまつわる物語を知ることができます。

初心者から愛好家まで楽しめる内容

本書は、初心者の方にも親しみやすい構成になっており、専門用語は極力使用せずに、誰もがクラシックカーの魅力に触れることができるよう設計されています。ただの図鑑ではなく、読み物としても楽しめるページに仕上がっています。すでにお馴染みの方には懐かしさと新発見を、初めての方には新たな趣味の扉を開くきっかけとなることでしょう。