アート系クリエイター集団「アートゥーン!」が新作を公開
東京藝術大学出身のクリエイターたちで構成される「アートゥーン!」が、2023年7月28日(火)にオリジナル楽曲の第三弾「PonPonPainPain」をYouTubeにてリリースしました。この楽曲は、彼らの活動理念である「芸術をもっと身近に」というコンセプトのもとで作られており、先に発表した「らりこっぱい」、続く「馬鹿と薬」に続く新境地を開拓する一曲です。
楽曲制作の全貌
「PonPonPainPain」は、アートゥーン!初の全編ラップ曲であり、その作詞と作曲はメンバーの桶家が担当しています。楽曲の特徴は、リズミカルなグルーヴとダークなサウンドが共存する点で、身体を揺らしたくなるような快感と同時に、不穏な感情をもたらします。桶家は、実際の経験を元に「社会」との関わりや、自身の過去の傷を背景にした詩を書き上げ、聴く者に深い思索を促します。
おいて、彼の言葉によれば、「踊れるのに、どこか苦しい。」というメッセージが込められています。
ミュージックビデオの視覚的表現
楽曲のミュージックビデオでは、一人の就活生が描かれ、社会が示す「正しい未来」を追い求める姿が描写されています。主人公はプロドラマーであるおばんが演じ、慣れないリクルートスーツに身を包みながら、エントリーシートの作成や面接に奮闘します。その中には、他者の評価に自分の価値が左右されることへの違和感が色濃く反映されています。対して面接官として登場するのは、デザイナー・林宋其。彼は冷静な表情で社会の厳しい視線を象徴しています。
本ミュージックビデオの監督を務めたのは、画家の真田将太朗。画面構成にこだわり、モノクロームで統一された映像が、就職活動の緊張感と当時の思いを鮮明に映し出します。映像製作には美術組の林も関与し、アートゥーン!ならではのクリエイティブな表現が際立つ作品に仕上がっています。
今後の活動
さらに注目すべきは、8月27日(木)に予定されている音楽ライブの開催です。アートゥーン!のメンバーが出演し、音楽と美術の融合した演出を予定しています。この独自の初ステージは、彼らの強みを活かした唯一無二の体験を提供することでしょう。
アートゥーン!の活動は、東京藝術大学の出身者が集結し、音楽や美術を通じて芸術の魅力を広めることに貢献しています。2024年にはYouTubeチャンネルを開設し、幅広いコンテンツを発信し続ける予定です。
作詞・作曲者の思い
音楽家としての桶家は、彼が表現する音楽に対する手応えや感情をすべて、この新曲に込めています。「これは、就職という未来を信じられず、それでも安定を求めた頃のラップ」と彼自身が語るように、過去の試練や苦悩が音楽に昇華されています。
このように、「アートゥーン!」の新作「PonPonPainPain」は、楽曲だけでなく、そのビジュアルアートやパフォーマンスにも注目が集まります。彼らの次の展開にも期待が高まる中、今後の活動を見逃せません。