「富江」朗読劇がいよいよ開幕!稽古場からのレポート
ホラー漫画の巨匠、伊藤潤二が生み出した名作「富江」が朗読劇として新たに舞台化されることが発表され、その稽古が進んでいる。公演は2026年1月12日から18日の間、ヒューリックホール東京で開催される。このたび、稽古場の熱気あふれる様子と出演者の座談会が行われ、その模様が明らかになった。
稽古の様子
12月下旬、公演の約3週間前に訪れた稽古場には、出演者たちの緊張感が漂いながらも熱気が充満していた。富江役の佐倉薫や、保子役の高森奈津美、雪夫役の野津山幸宏、リョウ役の高塚智人が一堂に会し、セリフを言う際には立ち上がる姿勢が印象的で、登場人物の心情を浮き彫りにする演出が光った。中心に座った村上ロックが、彼らの演技を見守りながら進行を手助けする姿には、プロフェッショナルな雰囲気が漂っていた。
稽古の中で特に注目されたのは、「声」による迫力の表現だ。高塚が感情を高めながら演じるリョウと、高森の保子役が繰り広げる緊迫したセリフのやりとりは、リアリティと緊張感を持って観客に迫る。佐倉による富江の美しさが言葉で描かれる様子は、まさに伊藤潤二の作品の魅力を体現していた。
休憩中には、野津山がセリフの感触を確認するために佐倉と高森に話しかけるシーンもあり、和やかな雰囲気が垣間見えた。全体的に抜群のチームワークが感じられ、これには観客たちも期待が高まるばかりだ。
出演者の意気込み
座談会では、今回の朗読劇に対する熱い思いと役柄についての感じ方を出演者たちが語った。
佐倉薫(富江役)
「『富江』の富江役をやると聞いた時、本当に驚きました。でも、この役を演じることができるなんて光栄です。富江とは真逆の性格なので、そのギャップを楽しみながら演じています。」
高森奈津美(保子役)
「保子は、妹に振り回されるポジションで、そんなキャラクターを演じるのが楽しいです。こういう芝居の機会はめったにないので、貴重な体験だと思っています。」
野津山幸宏(森光夫役)
「普段、美形の役はあまりやらないので驚きました。美少女富江と張り合う魅力的な部分に取り組むのは新鮮で、チャレンジできるのが楽しみです。」
高塚智人(リョウ役)
「正直、ホラーが苦手で避けてきたのですが、有名な作品に関われる喜びがあります。原作を読み直して、『富江』の魅力を再発見しました。」
公演情報
朗読劇「富江」は、伊藤潤二の代表作を元にした内容で、原作の繊細な美しさと独特な恐怖感を融合させる形として表現される。たった一つの声によって織りなされる物語は、観客に深い印象を残すに違いない。公演は全10回のスケジュールで、各回に異なったキャストが登場し、多彩なアプローチでキャラクターを演じる予定である。それぞれの役に込めた思いがどのように表現されるのか、期待が高まっている。特に、音と声だけで伝わる力強い感情の表現が、観客の想像力を刺激していくこと間違いなしだ。
「富江」が持つ根源的な怖さと、美的な要素の共存をぜひ劇場で体験していただきたい。伊藤潤二の世界に浸りたい方、朗読劇の新しい形を楽しみにしている方は、ぜひ足を運んでほしい。
公演概要
- - 公演名: Lemino presents アニマックス朗読劇「富江」
- - 日程: 2026年1月12日~1月18日
- - 会場: ヒューリックホール東京
- - チケット料金: 全席指定11,000円(税込)
- - 詳細情報: 公式サイト