アリーナとゼロウェイスト
2025-10-02 13:12:22

新アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」ゼロウェイスト方針の徹底とその意義

演技を超えた取り組み:新アリーナでのゼロウェイストが示す未来



2025年10月に開業予定の「TOYOTA ARENA TOKYO」では、新たな環境への取り組みがスタートします。東洋製罐グループとトヨタアルバルク東京の共同による「Re-CUPステーション」の設置で、アリーナ内のごみを分別回収し、そのリサイクルを実施します。これは、同アリーナにおける初の試みであり、日本のスポーツ界における持続可能な未来を見据えた重要なステップです。

Re-CUPステーションの特徴



「Re-CUPステーション」では、飲料用紙コップや食品用紙カップ、ペットボトル、プラスチック容器、缶、紙など、様々な種類の包装容器を10種に分別し、すべてをリサイクルすることを目指しています。この取り組みは、来場者にも参加が求められるため、ファンの協力が不可欠となります。新アリーナは、時代のニーズに応えた設計がなされており、リサイクルを「しなきゃ」から「したい」と思える体験へと変えていくことを目指しています。

リサイクル率を上げるための挑戦



2022-23シーズンから始まった「Re-CUPプロジェクト」では、リサイクルの回収率が37.9%に達し、約3万個の紙コップが集められました。過去3シーズンでは、合計で約7万7千個が回収されています。2025-26シーズンから使用される飲料用紙コップには、回収された紙コップが含まれる再生パルプが25%配合され、使用後は「Re-CUPステーション」で再回収されます。この流れで、紙コップは常に新たな飲料用紙コップとして生まれ変わるのです。

食品用包装の革新



新アリーナは、食品用紙カップにも注目しています。2025-26シーズンからは、フィルムを分離できる「FF(Film Forming)カップ」が導入され、食品残渣でリサイクルが困難だった紙カップも再利用可能になります。これにより、サステナブルな取り組みが一層強化されます。

平岩玄選手が広報大使に再任



新アリーナでのプロジェクトをさらに推進するため、アルバルク東京の平岩玄選手が「Re-CUP広報大使」に再任。その活動を通じて、選手自身がアリーナのサステナビリティを広め、ファンと共に環境への意識を高めることを目指します。平岩選手は、選手・スタッフ・ファンの総力で持続可能な未来への第一歩を踏み出すことが大切だと述べています。この取り組みを通じ、アルバルク東京は、スポーツ界全体での環境意識を高める存在として位置づけられることを期待しています。

まとめ



「TOYOTA ARENA TOKYO」のゼロウェイストへの挑戦は、単なるスポーツ施設の枠を超えた社会的意義を持ちます。来場者が体験するリサイクルのプロセスは、新たな意識をもたらし、さらなる環境配慮への行動を促すことになるでしょう。持続可能な未来を形作るために、アリーナと共に私たちも行動しなければなりません。各自ができる小さなアクションが、未来の大きな変化へと繋がります。新アリーナがこのような行動を喚起する役割を果たすことを期待せずにはいられません。


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