DUAL MOVE、2.3億円調達でXR技術を進化
株式会社DUAL MOVEは、7846年や2023年5月31日までに契約を締結したTPR株式会社及びアルバクロスから、2.34億円の資金調達を実施したことを発表しました。この資金をもとに、同社は透過型ディスプレイを利用したXRシステムとその実装を進める計画です。
車窓XRの未来を見据えた技術
DUAL MOVEは、車窓XR技術を開発するスタートアップ企業で、特に自動車の車窓に映像を表示することを目指しています。これにより、実際の景色とデジタルコンテンツが重なり合い、今までにない移動体験が実現することが期待されています。今回の資金調達によって、DUAL MOVEは独自のtXRディスプレイのさらなる開発を進め、量産化に向けた取り組みを加速します。
tXRディスプレイの革新とは
tXRディスプレイは、透過型ディスプレイ技術を用いており、映像と奥の景色を同時に表示することができます。この技術は国内外の大手メーカーにも注目されており、特にデジタルサイネージとしての利用が進んでいます。さらに、裸眼で立体映像を体験できる技術も組み合わされ、利用者が新たな視覚体験を得られるように設計されています。
この技術により、自動車内部でのインフォテインメントなど、様々なデジタルコンテンツの提供が可能になります。その結果、車室内空間における体験は、これまで以上に刺激的で多様なものになることでしょう。
新たな市場の可能性
DUAL MOVEの目標は、車窓XR技術を通じて、車載コンテンツ市場を立ち上げ、人々の移動体験を豊かにすることです。具体的には、自動運転技術が進化した際の新たな利用シーンを提案し、現実世界と仮想世界を融合させた新しいエンターテインメントの提供を目指しています。
自動車内での映像体験は、単なる移動を越え、利用者の五感を刺激するものへと変わることでしょう。そのために、DUAL MOVEは今後も技術開発を進めながら、市場ニーズに合わせたサービス提供を行っていく予定です。
会社概要
DUAL MOVEは、2023年1月30日に設立され、現時点での資本金は3億3,097万円。その所在地は東京都千代田区東神田3丁目で、代表取締役は佐藤塁氏です。会社は、tXRディスプレイの開発とその応用を通じて新たなデジタル体験を生み出すことを使命としています。
公式ウェブサイトには、技術の詳細や今後の展望が記載されていますので、ぜひご覧ください。
DUAL MOVE公式サイト
おわりに
DUAL MOVEの取り組みは、未来の移動体験を大きく変える可能性を秘めています。今後の展開に注目し、私たちの生活にどのようにXR技術が根付いていくのか、期待が高まるばかりです。